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『談話室』 総集編 2月分 (▼02/02/01〜 02/02/28) | |||
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便秘薬の処方箋に、用法の記載もれがあった。ドクターに電話して疑義紹介しなければならない。服用時は大体寝る前か、便秘時の薬だった。普通薬、頓服薬の違いも発生する。我々はドクターがどんな使い方をしようとしているのかを文字で知るしかない。ましてその患者さんがどんな状態なのか想像もつかない。
この薬を、心臓が苦しいときや眠れないときに飲む人はいないのだから、あまりケンケンせず見当つけて入力して調剤すればいいようなものだが、そんな自由は薬剤師に許されていない。処方箋の通り一字一句間違えずに、調剤するのが我々の仕事。勇気を奮って電話をすると案の定「そんなもんどっちでもいいじゃないか。どっちみち詰まったら飲ませるのだから。」といいたげな雰囲気を漂わせながら、「ん、じゃそうしといてください。」と簡単な答えが返ってくる。これをサボれば、いざという時に私も罰せられる。
医療が行われる現場では、医師以外のとてつもなくたくさんの人がそこに介在しているから、多少窮屈でもルールで縛るしかないし、命にかかわる仕事だからミスは厳しく追及される。と分かっていても・・・。「人間性の無い医療はもうはやらない」と様々な本には書いてあるぞという私の声はどこにも届かない。なぜなら、誰にも言っていないから。
最近このBMIは、しばしば目にされると思うのだが、太目のほうが長生きだと、厚生労働省の大規模免疫学調査で分かった。1990年から10年間追跡調査の結果である。男性は23〜26.9、女性は19〜24.9がベスト。これよりやせるにつれて、リスクが高まる。もちろんデブは同様に高いリスクとなる。この数値以下の方がそれ以上より死亡率が高かったという。男性は特に23未満の人が全体の44%で、肥満より怖い事が分かった。25以上は肥満。厚生労働省ご推薦BMI(body mass index)は25未満だそうである。もう一度算出式を書くと BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m)
自分が知らないのは存在しないと同じという考えをもつ若い人たちが、学会などで過去に知られたことでもでも、臆面も無く新発見とし発表してしまうという。この情報量では調べ尽くすのも大変だろうが、この種の人たちは手抜きも得意である。偉い先生に、それを指摘されても「それがどうした」と開き直る自己チュー達。先生方がどうしていいか分からなくなるという。どこにでもいるんだね。
こうなりゃ、日本は「自己チュー立国」になって、「永世中立国」スイスに張り合えばどう?
昨夜10時頃、手紙を投函しようと外に出た。あまり寒くなくって気持ちがいいので、散歩がてら、本局まで足をのばした。いつもは車で行くがさほどの距離ではない。帰りは湖岸に出てもいいなと思いながら歩いていた。ふと気が付くと私以外誰も歩いていない。車は昼間の三分の一程度だが、ビュンビュン走っている。ホントに誰もいない。歩けないほど物騒な場所ではない。みんな平和にTVに張り付いているのかな。
一歩一歩足を運ぶ事で、何か建設的なことをしていると自分を誤魔化した夜の事が、不意によみがえった。赤になりかけた信号を急いで渡り、一直線で我が家に向かった。電灯の明かりにホッとして、夜の湖岸を見て来るつもりだった事を思い出したが、もう出る気にはならなかった。春がウォーミングアップに入った、夜だった。
興味本位で精神病院関係の勉強会に参加した。割合、日本は地域が受け皿になってきて、公的な病院とかデイケアとかの発達が遅れていると言う。
私は、本物の精神科の患者さんを知らないから、こんなことがいえるのだと言われようが、「これでも、正常か」と思える、健常者のふりをした、心のいびつな人間があまりに多い。「何とかならんのか」と思うだけでは、何も変りはしない。でも、何か言えば古いやつと煙たがられるか、小さな親切大きなお世話となるのが関の山。それがいやな物分りのいい大人達が今のジコチューの若者を作ったのだと思えば、これからは私も言わねば! と思うが、下手に動けば殺される世の中。沈黙は禁か金か。
お寺か、専門の病院にでも入れて、精神たたきなおしてもらいたいと思っても、正常人はだめ。入院には家族の同意が必要。それほどの人だけの権利。このことは案外関係者以外知る人が少ないらしい。
これからは、受け皿になる人などきっといなくなる。そしたら精神科に行く人は増えるはず。でも「もうからない」と言う理由で総合病院の精神科はどんどん減少しているという。さあ どうする?
貼付の正しい読み方をご存知だろうか? 最近病院で貰う湿布薬の説明などに時折現れる。「はっぷ」と読めと最近ご注意を受けた。
業界用語かもしれないと、どうも気になって調べてみたら、思っていたように「てんぷ」である。「ちょうふ」の慣用読みとも。どちらも変換すれば「貼付」が出てくるひとつ落とし穴があった。パップ〔pap〕:泥状の薬剤を暖めて皮膚の炎症に張る事(物)。 巴布。とある。オランダ語らしい。つまり湿布。これ洒落だとなかなか面白いが、あの真顔に騙されたかな。
もし本気だとすると、思い込みで、間違いを人に押し付けてしまう事は、良くある事だし、時代と共に変るのが言葉だ。ワープロで変換すると送り仮名も一種類でないものがあるのはお気づきの事と思う。理系の人は国語が苦手。文型の人は計算や、化学式が苦手と一気に片付けて良いのかなとは思うが、情報量がありすぎる社会では致し方なかろう。
薬にしても、用法も変る。副作用が新たに出てくることもある。だから効能書きの一部変更はしょっちゅうである。正しいと思ってしていた服薬指導が、あーる日突然、間違いにもなりうる。だから私は言いたい。「正しい」事はいくつもあるのだ。しかし、こんな事を言っていたのでは、正しい薬剤師は勤まらない。一日三回食後に1錠飲んで、2週間分なら42錠以外に正解はない。でも正しい薬剤師って、何か大人気ないなあ。と思う人いますか?
厚ぼったいコートを脱ぎ捨てたくなるような、明るい日差しが、春が近いと告げている。薬大の実習生が華やいだ雰囲気を薬局に連れて来る。私は今も、二十歳の頃の心のままと思っているが、うまく隠せているのか、客観的にみればただのおばはんなのか、はっきりと区別がある。これは『差別』と言っても良い。「○○を持ってきてください。」と「ごめん、○○持ってきてくれる?悪いなあ。」どちらがどちらに言われた言葉かわかる?
総務省の発表では、昨秋の国勢調査で、65歳以上の老年人口(17.3%)が、年少人口(14.6%)を上回った。どんな統計も下から数えたほうが、はやい滋賀県が、何と人口増加率4.3%でトップ。しかも、年少人口のほうが多いわずか4県に入るとは!
状況が私には不利と見て取った。今はおとなしくしていよう。でもやがて、あなた稼ぐ人、私(年金)貰う人、になる日が来るんだから。悪いなあ〜。
1998年の800万人から、2001年の1,200万人と「骨粗鬆症」の患者数は急増している。25年程前、「イタイイタイ病」の研究をしている人から「骨粗鬆症」の名を聞いたのが最初だが、平均寿命の伸びと共に、とてもポピュラーな病気になってきた。「ゴホン」と咳をしても折れるほど、骨がもろくなる病気。転んで大腿骨頚部骨折で、寝たきりになる人もかなりの数(寝たきり者の9.2%)に登っている。
骨は骨芽細胞(骨を造る)と破骨細胞(骨を分解する)とのバランスが崩れる事によって、スカスカになっていく。この破骨細胞の活動を押さえるのがポイントで、最近この向きの新薬開発が盛んだ。数ヶ月で、骨密度が5%増えるという。カルシウムを、たくさん食べれさえすれば良いと言うものでもないが、その鎮静作用で「切れる」のは防げるかも。「寝たきり」は絶対ダメ。 あなた起きてる? 心の「寝たきり」も、だめよ〜。
アメリカでは既に規制されている幻覚きのこが規制されるという噂だ。ミナミシビレタケ、アイゾメヒカゲタケがインターネットを通じて「観賞用」として売買されているという事も知らなかった。全世界に自生していて、日本には13種類のきのこに麻薬成分のサイロシン、サイロシビンが含まれている。この成分を抽出するのは違法だが、きのことして食べるのはかまわない。麻薬原料植物にとして、コカインの原料のコカとモルヒネの原料のハカマオニゲシについで、今年度中にも追加されるようだ。「だって、こんなもんでも使って、神経しびれさせなければ、まともじゃ、やっていられないじゃないか。」と私だって言いたい。でも誰がまともかを誰が決めるかを考え始めると、眠れなくなってしまう。もしかしたら、きのこなしでも、幻覚が味わえるかもしれない。でも食べるなら、マツタケか「笑い茸」、笑いたいだけ笑うほうかいいね。
大津は今日は朝から雪だったから、ソルトレイクシティも何かしら近く感じる。雪の上を歩くだけでもひっくり返らないかと不安なのに、あれは何だ。
地上15m近くまで、スキーで蹴り上げて、着地までの4秒の間にクルクルまわって演技する雪面宙返り。2回ひねりが入っていたとか、いなかったとか、私から見ると殆どみんな同じに見えるけどね。
オーストラリアの、金髪の三編みをぷらぷらさせて、金メダルとった女の子の喜びようったら無かった。照れないであんな風に喜べるのは良いね。
「春よ恋」抽選会・・・・・・、エスカレータに乗っていて見えた。同じ言葉、前にメールで見た。不明瞭な感情が湧き上がる。いつになったら、縁側の陽だまりで猫みたいに何気なく、訪れ来る春を待てるようになるのだろう。
今日中に仕上げなければならない宿題がある。現在使用中の薬の情報の洗い直し。新薬がどんどんデビューすれば、引退させられるものもある。用途も追加される。世の移り変わりの激しさは、薬にも当てはまる。スタンダードは少ない。
外はどんより曇り空。これで、ポカポカいいお天気だったりしたら、怒るよ〜。
【落花生の歴史】
落花生の原産地は、南米アンデスの東麓とされ、わが国には18世紀頃、中国から渡来しましたが、気候風土の異なるわが国での栽培の定着にはかなりの困難が伴い、本格的に栽培されたのは、明治にはいってからです。
【落花生の一生】
落花生の種をまくのは5月ごろ。約一ヵ月半たつと、黄色い蝶形の花が開きます。主として自家受精をし、花が落ちると、子房の柄が下向きに伸びて地下に潜り、繭のような形の"さや"ができて、その中に2〜3粒の実を結びます。落ちた花から生まれるように地の中で豆が出来る事から「落花生」の名がつけられました。(千葉県旭市 小林商事"味付けピーナッツ"より)「落第生」の私からみて「落花生」はエライ!
昔、英語のリーダーで"Something form Nothing."という、ピーナッツバターの生まれた話があった。薬膳の見地からは、「気の降」の状態、即ち、憂鬱、意気消沈、疲れを改善する効果も。
落花生は大きな力を秘めて、硬く小さく謙虚に在る。
ファッションセラピーとは、おしゃれを勧める事で、心の健康の維持・増進を図るもので、欧米で精神障害者や、非行少女へのケアの方法として考え出されたそうだ。日本では寝たきり老人など、高齢者に応用されて効果を上げているそうだ。しかも女性だけでなく、おしゃれに関心の高い男性は、精神的に不健康な症状(疲れを感じる、不眠、うつ等)をあまり訴えないそうで、自意識も高いそうである。そういえば最近は、どうせ白衣に着替るのだからと、同じものばかり着ていた。反省して今日は今シーズン初めてロングブーツを履いてみた。「おおーっ、きつい!」何も褒められなくても、足は細いねと長年言われ続けたのに、一日中立ちっぱなしの仕事だから、ついに、シーズンとて、私の足は横に成長を始めたのだ。そういえば、この間こんな会話が聞こえてきた。「今年は大根安いね。」
もう一度大きく成長した私の大根をしみじみ眺めた。
もし脳梗塞になったら・・・、そんな心配あなたは関係ないかもしれないけど、あなたの大切な人がなったら困るよね。今度世界ではじめて、いい薬ができた。体の中には、いろいろな悪さをするヤツがいる。例えば老化のお手伝いなんかもするフリーラジカル。聞いたことあるでしょ。こいつがやっぱり脳梗塞のときも"ワル"なんだって。その"ワル"を消してくれる「必殺仕事人」。腕の正中静脈目指して、一針プチッ。一仕事、壱万円弱。その名はラジカット。1日2回、2週間。
私はまだ試していないが、発作後24時間以内だと、かなりの効き目だとか。滋賀県内の主な病院には、既にあるというから安心。的確な急性期治療で、脳梗塞は治る病気即ち"Dreams come true."となったんだって。
連日のソルトレイクシティのオリンピックに遊び心が揺さぶられるが、すこし残っている私の中のまじめさが、何とか揺れを食い止めている。
スキーはできるが、あのジャンプはやった事がない。よくあんな怖い事が出来るものだと思うが、何よりうっとりするのは、スケート。私は前と後にどうにか滑れるだけ。ただ一度回転するだけでいいから、死ぬまでには、華麗にジャンプして回転して、お尻じゃなく足で着地してみたい。
やっとパルコに行く元気が出て、今年の小澤征爾指揮のニューイヤーコンサートのCDを買った。私は、ヨハン・シュトラウスといえば、小学校の運動会を思い出す程度の、音楽に関してきわめてうるさくない人間なので、いつもビデオかテープに収録しているのに。〜〜〜快挙! 発売後わずか2週間で30万枚突破、クラッシックCD史上初のオリコン第5位。2/4現在〜〜〜
なんて書いてあった。
思えば初めての中継の時にはステレオ放送ではなく、ウィーンの風景も映らなかった。いつか現地でウィーンフィルの生演奏を聞いてみたいものだと思ってはいるのだが・・・。決して、褒めちぎるばかりではない、誇り高き現地の新聞に掲載された、今年のコンサートの批評(日本語)を読みたい方はこちら。
今日も朝から雪の本当に寒い一日。嘘のように暖かなデパートでは、どの売り場にも「ウィンターファイナルバーゲン」と「バレンタイン特集」の文字が躍っている。不思議と誰もバレンタインチョコ買っていない。実は私も買っていない。不況の波はここまできたのか、宣伝に踊らされない賢い消費者が増えたのか。男性の皆さん、今年はチョコの数が減るかもよ。職場と家を車で往復だけの毎日だと、久々のデパートの賑わいにちょっとうろたえる。ファイナルなんて、もう冬は終わるの? このまま行くと、春が過ぎても、夏が過ぎても、気付かず、季節限定の浦島太郎になりそうね。
小雪が舞う冬らしい朝。道端の温度計は1℃。いつも雪の日には何か良い事がある。ばったり、「メル共」に会った。彼は友達のご主人。ダンディでジェントルマン、秀才のくせに親切。噂によると時折腕利きのシェフにもなるという。長いメールを彼女に送る時、彼のPCに送るから、彼女と共に私のメールを読む「メル共」。
私の日本語が通じる!! それが嬉しい。
バレンタインに何かを・・・、と思ったがレジで財布の中身を見て不可能と判明。朝のスーパーでの楽しい出来事。クリックすれば顔が見えるよ。探してみてね。
2日前、粉薬を計りはじめたら、くしゃみが出始めた。昨日は鼻水が不意に出た。いやな予感。まさか・・・。でも「突然なった。」との話を良く聞く。今日は喉も痛く、ただの鼻風邪のようだが。今や、5人に、いや4人一人にといわれる国民病。耳鼻科のドクターの話によれば、杉花粉が多く飛散した翌年に発病する人が多いそうだ。(ちなみに昨年は多かった。)突然のように本人には思われても、実は前年から、抗原による生体の反応は上がっているという。血液検査だけで分かるから、心配だったら、調べてもらうといいかもしれない。
最近はペットと暮らしている人も多くそんな反応や、ハウスダストの反応が出たりすると、掃除嫌いがバレてしまうと心配する向きもあろうが、ゴミの量ではなく、個々の反応性の問題だから、家中ゴミだらけでも、感知しない鈍いヤツだと思えばいい。もう少しで、シーズンだけれど、早目からお薬を飲み始めるのが軽く乗り切るコツだとか。急げ! 耳鼻科へ。
「よう、ホームページ自分で立ち上げて、ちょっとも改定せーへんヤツいるでしょ。あれと一緒や。」食堂で、そんな声が聞こえてくる。何かの資料が古びている事を言っているらしい。耳も胸も痛いが、「そうや、そうや。」という振りをして食べ続ける。私がHP持っていることは、ここの誰も知らない。<(_ _)>更新のペースダウンしています。すみません。
先日、中学生が集団暴行で一人の男の人を死に至らしめた。日本人は老いも若きも人だけでなく牛まで馬鹿にする。一遍「ギュー」と言わせてやりたいね。
でもまだこれニュースになるだけましよ。こんなの日常茶飯事で、「あっ、またや」なんて、ちょっと振り向いただけの世の中だったらどうする。
「一週間のご無沙汰でした。」太い黒ぶちメガネで、角刈りのおじさんがにこやかに語りかける。「......ロッテ歌のアルバム.....」 これ知ってる? ホントに覚えてる? あなたも相当古い人。
この一週間、眠る事だけ考えて生きていた。仕事も忘れて眠りたい。私って、かなり眠り方も生き方もへたくそらしい。立春も過ぎ、「春眠暁を覚えず」 まだ眠い。
折角、来てくれたのにがっかりさせたこと、ごめんなさいね。また頑張るよ。
02/02/01〜02/02/28 ▲