『談話室』 総集編   2月分(04/02/01〜04/02/29▼      

心の病■かおる(388) 投稿日:2004年2月1日<日>20時40分/女性
あまり深刻なものとも思わず-地域で支える心の病-『ストレスと心の病の関係について』という名のシンポジウムに参加した。心の病は特に現代社会の専売特許ではなく、昔からあること。今患者数は200万人、廻りを見回して、三親等まで広げると、一人くらいは必ず見つかる、そんなに稀な病気でもないこと。そして患者を支援する地域力≠ェ非常に低下していること。などの報告の後、最後に「当事者の立場から」という発表があった。学問としての心の病ではなく、病からほとんど立ち直った人からの報告である。淡々と語るその口から出た「一人前」を失ったという言葉が重かった。

1.薬を飲み続ける必要性、主治医を変えないこと
2.インフォームドコンセントとその理解力、家族の理解があれば慢性になることは無かった
3.隣近所の心ある付き合い、(周囲の理解)がほしい

そして、60点の生き方を心がけている、自立の必要性がある、対人関係の下手さの悩みなどを訴えられた。その他参加者の意見として、幼い時のいじめのPTSD、力ずくで入院させる医療従事者の患者に対する態度、つらい薬の副作用など、たくさんあった。
ようく、考えれば、そこで語られていることは、何処ででも誰にでも通用する当たり前のことのようにも思われた。

正常と、異常の境はどこなのか、病的から病気になるのはいつなのか、私はそういう病院で薬剤師をしたことがあるのだが、病棟へは行っていないから実際はわからない。関係者にとっては明白なことでも、一般にはわかりにくい。入院が長くなると、社会適応能力がどんどん落ちていく。たとえば、切符を買って電車に乗ることさえ大変で、このような小さな自信を積み重ねないと、復帰が難しいそうだ。

中身は皆同じだが、それを覆う皮が、中身が透けて見えるほど薄いのが、精神障害者のような気がした。我々なら痛くも痒くもない攻撃も、彼等の薄い皮をすぐ破いてしまう。そんなイメージが湧いた。患者数は増え続けていて、病院が足りないのが現実だそうだが、こういう話を聞くと、私は健常者と思い込んでいるが、大丈夫かいなとちょっと不安になった。


朝飯前さ■かおる(389) 投稿日:2004年2月2日<月>19時22分/女性
頭数の為を含めても、このところ勉強会に参加する機会が多い。残念ながら私の頭には、空いたスペースはいくらもあり、むしろ過疎状態なので、「来なきゃ良かった」なんて事がありえないことがわかっている。可能な限り参加する。

今朝も7〜8時のカンファランスで、胃のポリープについて学んできた。我々薬剤師の知識は二次元的で、実際薬がどんな風に効くのか、また病気が実際どのようなものなのかを3D的に知る機会はあまりない。

目の前に、カラフルな種種の胃のポリープが映し出されると、「ほおーっ」と感心するが、それに説明が加われば、尚の事感動が膨らむ。いつもは、真っ暗なはずの胃が内視鏡についたライトでで煌々と照らされると胃は恥ずかしくないかと、余計なことを思ったことがあるが、でかいポリープはそう恥ずかしそうでもない。インジゴカルミンという青色の色素で染められると、その縞模様はむしろ憎らしくさえある。それでも、良性のものもあるし、粘膜下腫瘍は外から見えにくく、ガン化するものや、悪性リンパ腫であったりもする。(滋賀県では悪性リンパ腫が比較的多いらしい)

現在入院中の患者さんの「がん告知」と手術の有無を、QOLを交えて話しておられたが、こういう席に居ると、私も医療関係者の端くれであると再認識する。この患者さんの肝臓の検査値が高かったのが、常用している痛み止めを止めたら1週間以内に下がったという話。やっぱりネ。と薬剤師としては思う。こんなもの見て、朝ごはんが食べられなかったらどうしようと心配したのだが、杞憂だった。


韓国料理店にて■かおる(390) 投稿日:2004年2月3日<火>07時07分/女性
彼女らと会うのは久しぶりである。重症のドイツ病♀ウ者であるので、それ以外にあまり興味を示さない。きっと韓国料理は更地のようなものだと思い、韓国料理店にした。私は12月に韓国に行く前に、予習がてらビビンパを食べに行った。そして2月には復習までするという丁寧さ。昔、これぐらい勉強もやっていればね。

サンゲタンを食べようと、賢く予約の電話を入れると、メニューから無くなったという。行ってから知ったかぶりして、ソルロンタンはと聞いてみたが、それも無い。色々頼んで、食べると非常に穏やかな味わいである。お客の若い日本人の嗜好にぴったし合うように、そつなく作られた和風韓国風料理(or 韓国風和食)である。韓国では「もうちょっと癖の無い味ならもっと食べられるのに」と思い、キムチも食べられないくせに、今度は「これじゃもの足りない。もうちょっとアクドイ辛さが欲しいわね。」とほざく天邪鬼の私である。焼肉屋ではない、韓国料理店誰か知りませんか?


葛根湯の裏技■かおる(391) 投稿日:2004年2月4日<水>22時17分/女性
今日は立春。だけど寒い! 風邪引きさんが増えている。最近は、患者さんの求めにきめ細かに反応して、顆粒状の漢方エキス剤を出す病院も多く、葛根湯≠ヘこの時期、花形となる。概ね一日量を7.5gとして、3回飲むように、一袋2.5g入りである。保険診療とは窮屈なもので、量のさじ加減は難しい。割合漢方薬の量はアバウトなのだが、これを同じ量でより効率よく吸収させる裏技がある。葛根湯≠ヘ、胃の酸度をややアルカリ性側に傾けると効き易くなる。食物ではうどん。薬物ではプロトンポンプ阻害剤(胃酸の分泌を抑える薬)と共に摂取するといい。
私の周りでは、ブルブルッと寒気がする風邪がはやっているようである。こんなときには、食前に葛根湯(市販品ならなるべく濃いもの)を飲み、うどんを食べ、暖かくして眠りドバーっと汗をかくのが、極意。もちろん、いつもの晩酌を欠かす必要はない。風邪気味ならまずうがい。鳥インフルエンザ気味なら・・・・これはわからない。人生あきらめも肝心。なんて冗談が通じるうちはいいのだけれど。 風邪引きさん お大事に!

【お詫び】1月27日の投稿で、「インフルエンザ鶏は26代目で3日で死ぬ」は「1週間で死ぬ、29代目が3日で死ぬ」が正しかったのでここにお詫びして訂正させていただきます。


Re:-地域で支える心の病-『ストレスと心の病の関係について』pure(392) 投稿日:2004年2月5日<木>09時58分/大阪府/男性
この病気、多いです。ホントに多いです。
 従来から、過呼吸発作、自律神経失調症、PTSD,心身症、仮面うつ病などと診断されてましたが、さらには身体表現性障害などという病名なのかこれ?、というものまであります。

 脱力、しびれ、振戦、痛み、食嗜不振、下痢・嘔吐、不眠等々日常生活を完全に粉砕するする諸症状がこれでもかこれでもかとばかりに次々と襲い掛かってきます。
 西洋医は患者さんの前で右往左往するばかり、家族は混乱するばかりです。周囲の人々は病気とは理解できないことが多く患者さんはその無理解にさらに苦しめられます。

 未来へのパラダイムを失った日本の現状から来る『病魔』の一種じゃないかと思います。
 対策は傍にいてあげること、味方だよと言ってあげること、見守ってあげること、さらには必ず治るよと言ってあげることぐらいしかありません。

 若い女性に多いことが目立ちます。

 環境汚染も気になります。

 人口は多いが家族が少ないことも気になります。

 隣近所が生活環境として機能していないことも・・・。

 バーチャルワールドとしてインターネットが妙に活発なことも・・・。

 『起きて半畳、寝て一畳』の言葉が事実上その人の現実世界である、などというふざけた世界がまかり通っていることに驚きと憤懣を覚えます。
 
 対策は、お互いがもっと声をかけ合い、さしでがましく干渉し合うことかなと少々とんちんかんなことを考えています。

 皆様はどうお感じですか?

 


味方になれるかなぁ■かおる(393) 投稿日:2004年2月5日<木>22時38分/女性
自由にすごくあこがれていて、死ぬほど欲しかった人達が、それを手にした。我儘と自由を履き違えた人がどんどん増えて行くときに、気がつかなかったが、その影としての、世の不確かさも大きくなって来たのではないだろうか。その影は子供の世代に落ちた。

戦争のさなかには、価値観を選べるわけもなく、正しい人間はこれだというモデルに従順に生きていれば、まあ、大きな失敗は無かった。でも、自由になった。誰が何をしてもいい事になった。最低限守らねばならないことはあるのに、我儘を通し、「ありのままに」とか「自分らしく」とか生きている人が、大きな評価を得る。その過程で踏みつけて来た人がどれだけいようと、人の目に見える結果さえ出せばそれでいい。つぶれた人は弱いからだと、言われる。不景気になって、その比率が多分逆転して、勝ち組だった人がいつの間にか、「負け犬」になって、スローだとか言い出した。でもそんなことを言える人は、まだ勝っている。人を犠牲にした自分への言い訳のために、ボランティアをする。かつて日本人が持っていた、美徳はかなり希薄になり、今や、傍若無人な老人も多い。それがはやり≠ナある。つらいことは徹底的に避ける。そしてつらいことを避け切れなかった、要領の悪い、「いい人」がこころの病に倒れる。きっちりしたまじめな人が尊ばれた時代が過ぎたことを知らないで。

傍にいて、味方だよと言ってくれるような、余裕のある人はあまり無い。みんなが何某かの病の芽を大事に育てている。しかし、見守ってくれる人は案外いる。でも病の重篤な人は、その気持ちが、今は「負け犬」の勝ち組に、わかるわけも無いのを知っている。そんなものに、ついフラフラとして、騙されたらもっと大変だから、決して信じない。そうして自分を守るのが、弱い者の生活の知恵である。安定剤や、睡眠薬や、中枢神経興奮薬に頼るのは、それしか信じられないからではないだろうか。本当に欲しいのは、傍にいて、味方だよと言ってくれる人なのに。

振り返って、どんな人にでも、味方だよといってあげられる器量が私にあるかといえば、??????である。その代わり、「それは違うやろ」ということは、ガキっぽい大人には、少し言うように頑張っているよ。コレ、おばさんの特権!


コレは良く効く最新薬■かおる(394) 投稿日:2004年2月6日<金>19時09分/女性
パーキンソン病とは、1817年James Parkinsonにより初めて記載された疾患で以下のようなものである。
・主に50歳以降に始まり、脳の一部の神経細胞がゆっくり変性していく。原因不明。
・日本では1000人に一人の割合で、増加傾向にある。
・四大症候を示す。(振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害)

この難病治療薬の話を聞いた。ゆっくりと身体が動かなくなる。現在根本的に治す薬は無い。進行を遅らせるだけのドーパミンアゴニストという種類の薬である。以前、実際に治療中のドクターの話を聞いたことがあるので、今度はかなり、なじめたつもりだった。「最新のこの薬の重大な副作用は・・・・・」ああ、聞こえているが瞼が聞きたくないと言っている。途切れ途切れに「・・・・・、幻覚・・・・悪性症候群・・・・重要なものとして・・・予告も無く・・・・・突発的睡眠・・・・・」なんとすごい薬だろう。飲みもしないで、話を聞いただけで、直ちに私に副作用が発現するとは。服用中は車の運転は避けるようにという警告があったが、薬の話を聞くのは避けるようにというアドバイスは無かった。


寒い朝の月と太陽■かおる(395) 投稿日:2004年2月7日<土>13時50分/女性
2004年2月7日朝7時こんなに毎日寒いと冬としか思えないが、確実に春が近づいているとわかるのは、日の出の時間が早くなったのと、位置が北(画像では冬至の頃は、ほぼ右端だった)に寄って来たのと、昼間の光の多さと、デパートで見る札が半額!≠ノなったから。

このところ、朝の空気が本当にきれいで鮮烈である。湖面には、水鳥がたくさん群れている。誰かが餌をやっていたからだ。「大丈夫?インフルエンザ?」と思って大きく迂回して通る。

今朝は、正面に京都へ落ちていく「月の入」が、振り向けば、「日の出」の風景があった。まもなく太陽は、その姿をはっきりと現したが、炸裂する眩しさの直前の、穏やかな光の方を好ましいと思うような年代になったのかなと思う。


やったことある?■かおる(396) 投稿日:2004年2月8日<日>04時33分/女性
アメリカのサイトで、タダで日替わりのジグソーパズルを楽しめるサイトがある。昨日はピースが、変な形にカットされていた。こんなのやったことがない。私は19分20秒で完成。毎日午後5時(日本時間)に更新されているので、ジグソー大好きで、やってやろうじゃないかというチョーセン的な方は、クリックしてみて。急いでね! 午後5時を1分でも過ぎれば、同じURLで違うのになります。そのDaily Jigsawはこちら

ツユダクノギョク■かおる(397) 投稿日:2004年2月9日<月>06時20分/女性
ツユダクノギョク≠ニ聞いただけで、フンフンとわかるあなたは相当なファン。かなり通。1年くらい前、若い女の子から教えてもらい、行こう、行こうと思いながら、何か入りにくい雰囲気の店。でも、あと2週間で今生の別れになるかもしれないとよーいドン、牛丼思えば、勇気リンリン、初めて入った。今、話題沸騰のご存知『吉野家』の牛丼。お昼には間がある、午前11時。

席に座るやいなや、まだ何も言っていないのに、「まだいけます。」と素人臭い私は牛丼の駆け込み需要の人間だとすぐさま見破られた。ものめずらしくて、きょろきょろ見回しているうちに男性客が店を出た。後は私一人。モー、遠慮はいらない。以下が可愛い女店員さんとの会話の一部始終である。

「あの〜、ツユダクノギョクと言えと言われたんですが・・・・。」「ツユタクとギョクは別々です。」「エッ?」「ツユタクはお汁が多めということで、ギョクは別になります。」(・・)「あー、分かりました。別々に注文して私が一緒にするんですね。」「そーです。みんな卵をかき混ぜて上からかけて、そこの七味や醤油で勝手に味付けしています。」「ご飯少な目にね。」「はい、コレくらいでいいですか。」念願の牛丼がお出ましになった。自分でセットして、「あの〜、写真とってもらえます?」「エッ??」(・・)

なかなか美味しかったので、お土産を二つ注文して、食べたことのない人にプレゼントした。


Re:ツユダクノギョクpure(398) 投稿日:2004年2月9日<月>17時48分/大阪府/男性
>「あの〜、写真とってもらえます?」
 あはは、かおるさん、あなた結構お暇みたいですね。^^

 <ツユダクノギョク>、これはかなりの高塩分高コレステロール食ですね。あまりお勧めできないなぁ。
 たしか『ニクヌキ』とかいうタマネギ丼もあるとか、これをですね少し変えて究極の健康食を注文しましょう。

 ツユニクヌキ!

 追い出されても、はい、関知しませんが・・・。^^

新メニュー『ヌキ丼』■かおる(399) 投稿日:2004年2月10日<火>07時47分/女性
>あなた結構お暇みたいですね。^^
そんなことはありません。忙しいですぞ!でも、牛丼などという庶民の食べ物を食したことの無いあなたのために特に、年も、恥も省みず、画像つきで現状をレポートしようというこの努力。  えらいね!(でも中身がうまく映っていなかったわね)

>かなりの高塩分高コレステロール食
お肉に関してはその心配は無用。情の薄い、あのブッシュ様の国のお生まれですから。ほらね、レポートの必要ありでしょ。

でもギョクはいけなかったかな? 卵は好きだし、もちろん卵アレルギーも無い。なおかつ、昔、卵がプロテインスコアの優等生(つまり必須アミノ酸の量があまり偏らないたんぱく質で、同時に食べた物のレベルが下がらず、効率よく吸収される)と知ってからは、よく食べます。烏骨鶏(うこっけい:漢方の古典に出ている薬用鶏)の黄味の見事に盛り上がった生卵なんて熱いご飯にかけて食べたら最高よ。つい教養が邪魔をしてね・・・^^;、

ツユ肉ヌキの究極の健康丼、これいいかも、名付けて『吉野家ヌキ丼』(実は『オニオングラタン丼』見たいなもんかな)。ツユは香り程度には入れてあげましょう。これなら、牛肉も鶏も無くても出来るし、健康的だし、ねえ。これ吉野家の救世主にならないかしら。なると思う人います?


ちがう風■かおる(400) 投稿日:2004年2月11日<水>06時50分/女性
最近、老齢の父を看取った友と、あるガラガラの喫茶店で珈琲を飲んでいた。看病に忙しくて疲れ果て、ようやく元気と自分とを取り戻しつつある彼女に、この2年間にあった壮絶な戦いの話を聞いていた。

父は家に帰りたい。病気は続いている。入院治療と自宅療養との間に橋がないのだそうだ。一人っ子の彼女は、ケアマネージャーに相談し、ヘルパーさんの手助けなくしてはやっていけない。色々と派手に立ち回り、努力の限りをつくして、看病をしている彼女に、人々は枠を超えて、暖かい手を差し伸べてくれたそうだ。介護保険が導入されて、いいこともあるが、まだまだ、穴ぼこだらけの制度のような印象を持った。

忙しい彼女に、私はにたくさんのメールを書いた。返事はいいよと言っても、彼女は書いてきた。そうすると風穴から、ちがう風≠ェ入ってきて、気持ちの切り替えが出来たからだという。

帰りの時間を気にしながら、密度の高い話しをしているつもりだった我々は、ふいに寒くなったのを感じた。見上げると、天井の風穴から、暖房とはちがう風≠ェ、話に割り込んできたのがわかった。他にお客はいない。我々は気持ちを切り替えて、帰途についた。


チョコ競争曲■かおる(401) 投稿日:2004年2月12日<木>21時48分/女性
大阪などでは、バレンタインデーの特設売り場が女の人であふれかえって近寄りも出来ないというが、大津市内の閉店前の夜のデパートは、閑散としている。本当に久しぶりだなあと思いながら、ゆっくり見ていると、あのベルギーの高級チョコのばら売りのケースがある。一軒しかない小さな路面店はこの時期ごった返していて、自分の欲しいのだけ詰めて貰うことは出来なかった。ドライブインの温泉饅頭のように包装済みのものしか置いていなかったのに、今年はあちこちに特設売り場がある。プライドをかなかなぐり捨ててのこの戦略、なぜか。どうやら、かの六本木ヒルズで聞いた日本一のショコラティエ・辻口博啓氏のような菓子職人の個数限定のチョコが人気だかららしい。やっぱりあった限定販売のHP

でも、私が一番驚いたのは、隣り合わせて、あのザッハートルテで有名なウィーンのデーメル≠フ小さなケースがあったことだ。東京以外では、昨秋から大阪のデパート二店に出ていて、ザッハートルテ(お持ち帰りのみ)が買える。すべての材料はオーストリアから仕入れて日本で作っているという。

「えーっ? デーメルじゃない!」と叫びたい気持ちを丁寧にしまいこんで、食い入るようにわずかばかり並んだチョコレートをいとおしく眺めるばかりだった。こんなに上等なのに、知ってる人なんてそうはいないし、貰って喜ぶ人なんてそうはいないし、いいえ、あげる人がいないんですッ!


Re:いいえ、あげる人がいないんですッ!pure(402) 投稿日:2004年2月13日<金>08時58分
バレンタインでチョコを沢山もらえるようになったのは子供が大きくなった頃でした。世の中には<義理チョコ>とか、<お情けチョコ>とかあるようですがボクの場合は<ついでチョコ>もしくは<お返しチョコ>なんだろうなあ。^^;

 いずれにしましても人畜無害のおじさんになったとたんに指をくわえてなくていいバレンタインが好きになりました。

 ○ディバがここ2~3年心なしか味が落ちたなとか一人前なことを言えるようになりました。

>貰って喜ぶ人なんてそうはいないし
 いえいえ、数を自慢する<やなオヤジ>してますので<お情け>でも<員数あわせ>でもなんでも大歓迎です。はい、門戸は大きく開いてますよ。^^

やっぱり、13日の金曜日■かおる(403) 投稿日:2004年2月13日<金>23時18分/女性
門戸のだだっ広い、おじさんが達、いるのよねぇ。やっぱり、チョコ数の競争曲? 私も心をだだっ広くしてせっせと<義理チョコ>配ろうか、大人気ないから止めようか、ラインを何処に引こうかと、色々悩んでしまう。100%冗談で済めばいいけれど、変に感動を呼ぶと、始末が悪い。心を込めてあげる人がいないことが、わびしくて、春の訪れを予感させるこの頃、年中冬の私にとって、この行事、イヤ! みんなうまく踊らされて、おかしぃや(お菓子屋)、と言いながら、かわいそうな(かわいそうと思うところがもう踊らされている証拠)私を慰めてあげようと、○ディバの隣で買ってしまった。3年ばかり前に、インターネットで火がついた、あのROYCEの生チョコ。昨年、北海道に行った友人に貰って大感激だったから。

今日は、それとは別に大事件。最近やけに冷蔵庫の音が大きいなと思っていたら、昨日から大音響になって、冷凍室のファンが目の前で止まってしまった。なんと今日は13日の金曜日。「○ディバよりよっぽど美味しいや」と冷蔵庫の扉を何度も何度も開けては、一個ずつつまんでいたのが、悪かったとも思えないのだが・・・・。8月の13日の金曜日でなくてよかった。

冷蔵保存するチョコ、貰いすぎて入れるところ無い。「往生しまっせ」と思っている方、体重増加が心配な方、糖尿病が心配な方。お手伝いします。食べて差し上げますよ。^^


春一番の落し雨■かおる(404) 投稿日:2004年2月14日<土>20時39分/女性
今日の春一番≠ヘすごかった。鳥の代わりに、ダンボルーが飛んでいた。

ビルの窓側がミシミシと音を立てていた。おまけに、豪勢に大粒の雨まで!  あなたのところも吹きましたか?

うまく雨が上がったので、帰りがけに、やっぱりあの人にあげようかと、バレンタインランドへ寄り道したら、えーーーーーーーっ!? あの○ディバのばら売りケースもROYCEもガランとして、完売と書いた小さなカードがあるのみ!?  壁のポスターをはがしているところも。お菓子売り場でも、思案中の準備の悪いお客がいる。いやはや、すごいもんだ! 「やめとこっ、遅れついでだ、大阪のザッハートルテの方が断然美味しい。」と外へ出て、信号を待っていた。

あれっ? 雨だ! どんどん激しくなる。隣の女性は、雨を避ける様に、男性に寄りかかっているが、ひいき目に見ても、傘のカタガワリが出来る程の背丈はない。青に変わるまで待てない。100均目指して、猛ダッシュ。ラッキー、黄色の傘が一本。だが小さすぎる、お子ちゃま向けだ。私が物笑いの種になる以外使いようも無い。そうだ、あの本を探しに行こうと、軌道修正。探してもらったが無い。もう今日はナイナイ尽くし。

あきらめて外に出たら、通り雨は上がっていた。コートについていた水玉模様もすっかり乾いて、もとの無地になっていた。初めて水玉模様を作った人もこんな大粒の雨に遭ったに違いない。そして心の斑点も、こんな風に時と共に消えていくかなぁとフト思った。


新生活≠ェ当たった■かおる(405) 投稿日:2004年2月15日<日>22時58分/女性
最近あらゆる電化製品の老化が進んで、買い替え時期だなあと思っていたところだったが、ついに冷蔵庫がつぶれたことはすでに述べた。アレが当たったらと思い出したのが、新聞の折り込み広告。インターネットで申し込めば、冷蔵庫と洗濯機と電子レンジのセットが全国100組に、激安で買える権利が当たるというもの。冗談半分で申し込んで忘れていたのだが、たしか発表は翌日のはず。

そして翌朝、「当たりました。うちの店でお一人です。」と電話が入った。信じられない。前夜に壊れたのが、運が良かったといえば好いのか。とにかく時期が良かった。今だから、新生活♂梔グッズの企画がある。「ご当選おめでとうございます。○○様」なんてでかでか私の名前が張り出されていたらどうしよう、とおっかなびっくりで、用事を済ませて、夕方、人でごった返す店に駆けつけた。こんなにお客さんがいるのに、誰も申し込まなかったんだろうか、ホントに本当だろうか。当たる≠ニいう経験が乏しい私は、このような時とるべき正しい態度が分からない。第一どんな商品だったか覚えが無い。店内をウロウロして、気持ちを整えて、名乗り出た。

本当だった。商品を見せてもらった。こだわりさえしなければ、このセットで新生活≠ェできる。しめて35,000円。何より、今必要であり、選ぶ手間と、悩む手間が省けただけでもありがたい。実は、年始に大津市のHPに出したデジカメ画像でも、デジカメが当たった。今年は、当たり年になりそうだ。あんまりうれしくて、周りの人にこの幸せおすそ分けしようと、チョコを駆け込み連打した私の事情を、貰ったおじさん達は知らない。


あははのバレンタイン^^pure(406) 投稿日:2004年2月16日<月>09時26分/奈良県/男性
>周りの人にこの幸せおすそ分けしようと、チョコを駆け込み連打した私の事情を、貰ったおじさん達は知らない。

 そうか、<おすそわけチョコ>というのもあったんですか。。。
 まあ、思い出していただけるだけ幸せというものですね。
 おじさん族はホント、健気です。

 今の日本はおじさん族が支えてるんだぞー!!

 


おほほのバレンタイン明け■かおる(407) 投稿日:2004年2月16日<月>22時15分/女性
<おすそわけチョコ>というか<チョコッとおすそわけ>というか。これだけ国民的行事になってしまっては、おばさんだって、黙っているわけにはいかない。日本を支えるおじさんに、現場を支えるおばさんがパートのチョコッとの賃金からチョコを贈ってチョコッと喜んでいただければ、しばしの幸せ。おばさんだって健気。受け取る側もおじさんだと、思いっきり楽しんでくれて、深刻でないので、おばさんは助かる。今の日本でエライのはおじさんとおばさんなんだ! お菓子屋の思う壺にはまっただけの若い人もいるだろうが、文化も人も成熟して、ジョークが通じる世の中にもなってきたのかも。

こちらのHPに、バレンタインデーの詳しい由来とか、だれが、いくらの予算で、何人の人に送るか等(ちなみに私は、かなり押さえたのだが、平均を上回っている)、書いてあると教えてくれた人がいる。ちなみに、一年間のチョコの消費の20%(もっと多かったような記憶もあるが)がこの時期に集中しているという。メリーチョコレート≠ニいう会社がやり始めたと思っていたが、もっと前にやって不発に終わった会社もあるとのこと。興味のある人はクリックしてね。

一夜明ければ、もう世の中は、おほほのおひな祭り≠ノ向けて走り出している。


薬剤師の悲願■かおる(408) 投稿日:2004年2月17日<火>21時22分/女性
日本の薬学教育が6年になる法案が参議院選の関係で、3月末には、成立しそうだという。悲願の医薬分業には100年、そして悲願の6年制には40年の歳月がかかった。 日本薬剤師会の近畿学術大会で熱く語る人は、ほとんど男性。これだけ巷の薬局で見かけるのが、美人?薬剤師ばかりなのに。15年ほども、このようなところに足を踏み入れなかったが、全く変わっていないのにがっかりした。私のときは、初任給が1割ほどの男女差があったし、職場もうんと広がったし、何より医療の鉄火場≠覗けるようになったから、闘志が空回りすることは減ってきた。

今まで私は労働に対する興味も、サボるという知恵も無いので、潤滑油の無いエンジンのように、焼け焦げてエンストを繰り返していた。やはり、責任と義務と権利が程よくミックスされていないと、どうも面白くない。

千葉で、賛同した地域の病院と調剤薬局がオンラインで結び、検査結果や薬歴を共有して、きめ細やかな服薬指導がされている発表があった。(すでにNHKで報道済み)出来る限り条件が近い糖尿病の平均年齢64歳の患者さんを対象に、参加薬局と、今まで通りの不参加薬局で追跡調査した結果、検査結果の数値として、はっきり有意差が出たという。この話は、より深い医療や生活に対する知識が要求されるが、結果が形に見える、やりがいのある仕事となってきたことを我々薬剤師に再認識させるものだった。しかし、今はまだ、こういう仕事が出来るようになった喜びが、経済意識を上回っているが、長くなれば息絶えてしまうだろうというコメントもついていた。

膨大な薬学的知識を詰め込むには、4年は短すぎる。作業に明け暮れて、人間形成の場も余裕も無い。分業が50%を超えて、患者さんとやさしく接触できる人材育成が必須だと、世間が気が付き6年制が現実化したのかもしれない。


つぼみ膨らむ■かおる(409) 投稿日:2004年2月18日<水>23時23分/女性
昨日に比べて今日の日差しは本当に春らしい明るさだった。木々の先のつぼみが少し膨らんで春の用意を始めている。

膨らんでいるのが希望ならいいが、頬っぺはいけないし、ましてお腹まわりだったりするのは良くない。米国では、10人に6人が肥満だという。もうコレは「個人の問題だ」では済まなくなり、行政が動き出したとTVで言っていた。165pの身長で104sの体重の映像に出ている女性に比べれば、私なんて物の数ではないと安心している場合ではない。東洋人はアメリカ人のように太っていなくても太目さんは病気になりやすいそうだ。油断したら太ってしまって、寒いのはキライなくせに、薄着になる春がなるだけ遅く来て欲しいとお願いする勝手な私である。あなたは何処が膨らんでいますか?


Re:薬剤師の悲願pure(410) 投稿日:2004年2月19日<木>16時17分/大阪府/男性 
>医療の鉄火場
 まさに火の燃え盛る鉄火場です。修羅場と言ってもいいかもしれません。人様の命、人生に関与するという神聖な場所です。胃がキリキリする日々です。

>参加薬局と、今まで通りの不参加薬局で追跡調査した結果、検査結果の数値として、はっきり有意差が出たという
 
 これが事実なら

 対応を怠っている地域には手痛い義務遵守違反になりえます。
 
 今まで自分達がしていた投薬への注意義務の一部(あくまでも全部ではありません)を薬剤師さんたちが担ってくれるのは、ありがたいです。

>膨大な薬学的知識を詰め込むには、4年は短すぎる
 臨床の場で病気と戦うためには今の体制ではとてもとても・・・。
 
 情報の共有、ケーススタディーを通してのチーム作りが必要です。そこには医師、薬剤師のみならず看護師、保健師、理学療法士等々の人々の参加が望まれます。

 超高齢化社会に備えるにはまだまだ整備しないといけないことが山積しています。(僕たちの楽しい老後のためにもです・・・。^^;)

Re:Re:薬剤師の悲願■かおる(411) pureさんへ 投稿日:2004年2月19日<木>19時13分/女性
> これが事実なら  

確かに、このケースは、日本全体から見たら、ケシの粒のようなもの。 でも、何度もTVにも取り上げられているようで、みんな注目しているみたい。でも私は全然知らなかった。わかしお医療ネットワークのデータはこちら 厚生労働省のHPの中で、このページにある資料が、学術大会でも発表された。ビデオも見られた。緻密な服薬指導による、糖尿病の指針となるHbA1cの変動のグラフは、最下の部分にある。 

今日も、仕事場に調剤薬局から、薬効の減弱が出る、併用2薬の疑義照会が来たが、それについて、ドクターはこちらの言うことに耳を傾けてくれ、処方が変更された。このようなことは昔は考えられなかったことである。聞いてくれれば、こっちだってやる気が沸騰。もう少し、しっかりした学術データを差し上げようかと、私は、今日も何冊もの厚い薬の本とにらめっこして、インターネットで検索し、製薬会社に電話して、人が変わったように、勉強している。なんて単純なヤツ、はて、いつまで続くやらと、あきれてしまう私もいるにはいるのだが。

 > 情報の共有、ケーススタディーを通してのチーム作りが必要です。そこには医師、薬剤師のみならず看護師、保健師、理学療法士等々の人々の参加が望まれます。 

及ばずながら、参加しようではないかと・・・・、ごまめの歯ぎしりでも頑張りはじめた私です。^^;)


誠意はないのか■かおる(412) 投稿日:2004年2月20日<金>20時14分/女性 
「オーストリアに誠意は無いのか!」とザルツブルクのケーブルカーの事故が無罪になったのを聞いて、憤りを通り越し、あきれて物が言えないといった表情の家族の顔が、画面全体に映っていた。オーストリア好きの私とて、同じ日本人。無罪を不思議に思う。本当に誠意は無いのだろうか?

「誠意」は和独辞典では“Aufrichtigkeit(アウフリヒティッヒカイト)” 独和辞典でその意味は、率直、公明、誠実、正真正銘となっている。これはちょっとちがう。日本語の辞書では誠意は「まごころ」と出ている。そして「まごころ」は、“Herzlichkeit(ヘルツリッヒカイト)”「心からの」 という形容詞の名詞形である。日本語の「やさしい」にぴったり当てはまるドイツ語は無い。オーストリアに、日本人の言う「誠意」が無いというのは、ファンとしてはちょっと困るではないか。

それとは別に、同級生の死亡のお知らせが回ってきた。
2月13日 滋賀大附属小の蒔田(旧姓 深田)幸子さんが亡くなられたそうである。ご冥福をお祈りします。


新しい機器(危機)■かおる(413) 投稿日:2004年2月21日<土>22時06分/女性 
新しい冷蔵庫と洗濯機が届いた。新しい希望の香りを伴って、そこだけ光っている。古びた部屋にも、心にも、明るい春の日差しが飛び込んできたようだ。私≠熕Vしいのに買い換えたいが、10年でこんなに進化した家電に匹敵するような、別の私≠ヘ、売っていない。引き取り料を弾んだらもしや・・・、持って行ってくれる人なんて無い。

女房(夫)と畳は・・・・・、分かるような気がする。家の中の機器の買い換えは、熟年離婚≠フきっかけや危機をはらんでいる、と言うのは言い過ぎでしょうかね。


運動を生活習慣病に■かおる(414) 投稿日:2004年2月22日<日>21時17分/女性 
高血圧、高脂血症、糖尿病は、運動で良くなるって知ってた? やり方次第で本当に良くなると実証されているんだって。中でも高血圧は確実に良い効果が得られると、スポーツ医学が専門のドクターの講演会で聞いた。アウトラインはあるが、人によって、病気の成り立ちも、環境も、意志も、体力もすべて違うから、ドクターと相談しながら行うと良いのだそうだが、この相談が保険診療で出来る。しかし3割負担で4,000〜5,000円くらい。飲み忘れや飲み合わせや、肝臓の負担やと考えたら、安いもんだと思う? なにより、運動した後は気持ちがいいのがうれしいよね。

ではどの程度やればいいのか。まず高血圧については、
運動の強度を表すボルグの指数11〜13で。といわれてもねえ。だから誰にでもわかる脈拍数を目安にする。もうだめという状態の脈拍数の70〜80%ぐらいが適当である。でもそれも厄介だという人には、楽=Aやや、きつい=Aしんどい≠フうち、やや、きついで、30分以上1時間弱、週3回以上が、目安だという。ともかく毎日、午後にやるのがベストだそうである。もちろん薬を飲んでいる人も出来る。ただし脈拍数がコントロールされている薬(β遮断剤)を飲んでいる人は、脈拍数で強度を判断できない。  つづく


補足:運動の強度pure(415) 投稿日:2004年2月23日<月>10時37分 
おせっかいですが、運動療法についての補則を。^^;
 下記URLに詳しいです。興味のおありの方はどうぞ研究してみてください。

 http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_20/panfu20_05.html

ファイナルセールの風邪?■かおる(416) 投稿日:2004年2月23日<月>18時36分/女性
pureさんありがとう。でも今日はそれどころではなかった。勉強会に出てから、喉が痛くなって、熱も出て、久しぶりの風邪で一日ダウン。皆さんも、寒かったり、暖かかったりですから、よーくご注意を。ドクターが多かったから、ファイナルセールの強い病原菌が飛んでいたに違いない。勉強しすぎると身体に悪いねぇ。

pureさんのご推薦のHPは、ここをクリックしてくださいね


メロンパンマンありがとう■かおる(417) 投稿日:2004年2月24日<火>18時27分/女性 
よく行く、スーパーの前で、移動メロンパン屋が車のオーブンから焼けたてを持って出てくる光景を、いつも見ながら通り過ぎていた。メロンパンを食べなくなったのは、ルーズソックス達御用達だからではない。メロンパンがいつの間にか進化して、人工のメロンの香りなんかがご丁寧につけてあったりしたらいやだと、かってに決めていたからである。ところが、昨日この焼きたてメロンパンが我が家に届いた。食欲も無く、強い味や匂いを受け付けなかったが、これに噛み付いたところ美味! 偏見が取れた。熱が38度もあったのに美味しい!と感じられたのだ。メロンパンマンなんてのが、アンパンマンの仲間にいたかどうか知らないが、不思議なパワーもらったみたい・・・。
今回の発見はもうひとつ。いつも平熱以外を示さない体温計への疑惑が晴れたことだ。身体が壊れたときに、壊れていないと分かるとはねえ。今日は熱も下がり回復基調。みなさんもくれぐれもお体、大切に。

転んでもタダでは起きない■かおる(419) 投稿日:2004年2月25日<水>18時50分/女性 
今度の風邪はなに?? ひどくしつこい。私はシーズン始めにインフルエンザの予防注射だってしたんだからね。死なないだけまし? 前日、鶏は賢く避けたつもりだったが、思い起こせば鴨のオードブルをつまんだ。まさか・・・。物騒なご時世だから、いくら大丈夫といっても注意に越したことは無いが、友達はみんな平気。あーしんどいよ〜。でもせっかくのチャンスのがす手は無い。減量は着々進行中。へっへっへ。私は転んでもタダでは起きない。本当は油断して太っていたから戻っただけ! 世の中そんなにうまくはいかないわよ!

外に出よう■かおる(420) 投稿日:2004年2月26日<木>21時24分/女性 
高血圧に続いて、高脂血症、糖尿病だが、pureさんの紹介してくださったページに詳しく出ているから、もう言うまでも無いと思うが、食後すぐ、10分、毎日、が最高だそうである。筋トレをやらないと、うまく脂肪が燃えないからと、高脂血症や、糖尿病の人がやりすぎると、かえって負担になるので、程ほどにしておかないといけない。でも素人にはこのほどほどが分かりにくい。しかも、ドクターの言うようにしようと思えば、健康のための運動が仕事になり、仕事が出来ない。となると、経済の不健康になるかも。
三つの生活習慣病はそれぞれ要求する運動量が違う。じゃ、全部持っている人はどうするの? と思ったあなた。正解! 老人のお薬手帳≠見せてもらうと、そういう薬がずらり並んでいる。余談だが、このお薬手帳′凾ェる人もいるが、結構ためになる物である。

ある程度やってダメなら、運動だけではダメとあきらめて薬に頼るべきである。とのこと。国立循環器センターのこのHPには、とにかく楽しみながら、気長に続ければ、必ず効果があることを保証しますと結ばれている。続けるコツも色々あるが、毎日記録を続けるのも、なかなかいい。

運動はガンにも効く。マラソン選手で大腸がんになる人がほとんどいないという。
まあ気持ちいい程度に、あまりカリカリにやらないのが、上手な健康法のようである。今大丈夫だからって、病気に先駆けてやるのが勝ちよ。いい生活習慣持っているって胸張って言える? あなた。 自然と付き合うとまず、心が健康になると思う。日差しは本当に眩しい。さあ外に出よう。


ムカツク■かおる(421) 投稿日:2004年2月27日<金>22時20分/女性 
「ついに、極刑!」そうで無いはずが無いのに、みんなそれを見て、安心している。ムカツク≠ニいう言葉は、この事件、この人物にこそ似つかわしい。彼をそうならせた何かがあるのだが、その何かがすべての人を歪める訳ではない。オウムに限らず、宗教あるいは勉強会などという言葉で自分の野望のために世間を欺くそのやり方に、はらわたが煮えくり返る。そのような甘い言葉で救われると思っている、幼稚な人間が多すぎる。あるいは、「お前の思っているようなキレイナものではない。」と社会のことを教える大人がいない。大人も知らないから。「ともかく、ムカツクウ〜」と思いながら、やっと8割方回復した身体に鞭打ってTVを見ていると、

♪ピン、ポ〜ン♪と誰か来た。ドアを開けると、上品なおばさんが、細くあいたドアの隙間にヌーと顔を入れた。後ろに、もう一人いる。何かブツブツ言い始めた、宗教のしゅの字も言わなかったが、すぐに分かった「宗教なら結構です。」とケンモホロロに言ってすばやく閉めた。おばさんは、挟まれないように上手に顔を引っ込めた。今日は何処で何言ったってダメよ。みんな怒っているんだから。

感情が納まるというより、記憶が風化しなければ、この事件の底の澱に目を向けることは出来ないかも知れない。私は分からない。たくさんの人がたくさん調べて教えて欲しい。


なめたら、アカンぜよ!■かおる(422) 投稿日:2004年2月28日<土>20時57分/女性 
ちょっと暖かかったから、油断して外出したら、また風邪がぶり返した。「なめたら、アカンぜよ!」今日は寒かった。フランスではこうやると教えてもらった。風邪用赤ワイン(暖めて、お砂糖入れて、あればレモン絞って)とのど飴なめて寝よう。おやすみなさい。

52%の勇気■かおる(423) 投稿日:2004年2月29日<日>18時18分/女性 
現在日本人の48%がマンションを終の棲家とすると答えているそうである。トラブルや不満があるのは93%だそうだが、便利さには勝てない。ちょっと勇気を出して、うっとうしい問題が解決した話をひとつ。

マンションは大抵、町の中の便利な場所にあるので絶えず騒音に曝されている。ここで育った子供は何でもないようだが、私はかなりつらい。耐える以外に解決の仕様が無いときもある。たとえば、頭痛で寝込んでいる時、今日のように風邪でしんどいとき、響いてくる、シャカシャカ、ズンズンというステレオの音。少し積極的になれるときには、窓を閉めて、こちらも音楽のボリュームを上げて目には目を≠ニ対抗するが、子供の声はそれも突き抜けてくる。非常識な≠ニ勝手に憤っていても、本人は知らないこともある。でもこれ等は、特にマンションに限ったことではない。

階上の住人は、飼い犬を肩に乗せて出て行く、40がらみの大柄独身男性。この人が歩くと、ミシミシと音がして、家全体にビンビン響く。何処を歩いているか大体分かる。以前、寝転んでTVを見ていた時だ。ビンビン来た。「また地震みたいな歩き方して」と天井をにらみつけた。しばらくすると、TVの画面に「○時○分頃、関西地方で、震度○の地震がありました。震源地は・・・・・」と臨時ニュースが流れたのである。

もちろん他にも言いたいことはあるが、お互い様と、長きに渡って我慢してきた。ところが、昨年の11月末、時々一緒に住んでいる女の人とバッタリ顔をあわせた。住人同士が顔をあわせることは、不思議と少ない。この時を逃してはならぬと、勇気を振り絞り言った。この地震の話と「夜12時から朝5時までだけで好いですから、静かに歩いていただけませんか」と。その人は、あっけらかんと「昨日、主人は10時には寝ましたから」としらばっくれて、下からも聞こえて来るとまで言う。もう絶望的だ。このマンションには住めないとさらに怒りの炎が大きくなった。

しかしそれ以来、ずーっとあの頭の芯に響くすごい振動音は無いのである。女の人の部屋に行きっきりなのかもしれない。私は、いい事をしたのかもしれない。しかし、私はたぶん52%の方に属する、我慢を美徳とする古いタイプの日本人であると思う。


04/2/01▲04/2/29       『談話室』総集編トップへ