『談話室』 総集編   3月分(04/03/01〜04/03/31▼     

そこの君ぃー■かおる(424) 投稿日:2004年3月1日<月>17時56分/女性
「そこの君ぃー 演奏中に ○○の△△読むの やめなさ〜い。」というCM面白いね。指揮者の視線の先に、自分だけ何か別のことをしている若者が本当にいそうだ。「演奏中に ○○の△△読むの」の代わりに、たとえば

「そこの君ぃー、演奏中に、メール打つの やめなさ〜い。」
「そこの君ぃー、運転中に、携帯電話 やめなさ〜い。」
「そこの君ぃー、ダイエット中に、ドーナツ食べるの やめなさ〜い。」
「そこの君ぃー、見回り中に、鶏が死んでるの無視するの やめなさ〜い。」

日本の常在菌になるかもって言う人もいる。この世は無菌状態ではないのだから、あまりびくびくしてもしようがない。ウィルスは一般的に、乾燥に強く、水に弱い。よく手を洗いましょう。しかし、困ったことするのが、若者だけでないというのは困ったもんよね。


なぜ?治りきらない■かおる(425) 投稿日:2004年3月2日<火>22時28分/女性 
体全体がだるく、節々が痛く、寝床から起き上がると、マリオネットが歩いているみたい。こんなにだるいのにと思っていると高熱が出る。薬で案外すぐにピークは過ぎ、徐々に身体に力が入ってくる。もう治ると思っているのに、まだ眠い。身体が熱で相当消耗しているらしい。このまま花粉症≠ノなだれ込んだらどうしようというほど、普通の状態が戻ってこない。抗ウィルス薬は、見つからず、手元にあった抗生剤を飲んだが、普段あまり飲まないので、とても良く効いたのに。

どうしてだろう。ストレスとのコラボレーション。気が緩んだまま、気合が入っていない。あまり食べられなかったから栄養に偏りがある。また冬が逆戻りした。などなど。えっ?
「答えは簡単、年のせいよ」それ、聞きたくなかったなぁ。はいはい、あなたは若くて元気です。


梅、水仙、沈丁花■かおる(426) 投稿日:2004年3月3日<水>21時26分/女性 
梅の花が好きである。好みを、言葉で説明するのは難しい。なぜだか分からないが、好きなのである。きっと潜在意識の中に埋没してしまった私も知らない、好ましい記憶が呼び覚まされるのだろう。顔を近づけるとかすかにいい匂いがする。水仙もテーブルの上に飾っていると、部屋全体に春の近づく匂いがする。私の好きな香水のメインの香りである。人工の複雑な香りもいいが、自然の香りは、沈丁花が一番、温泉のそばでもう咲いている。香りはいつも突然に、記憶の中に埋没している私の知っている好ましい記憶を呼び覚ます。

アレルギーの人はお気の毒に、この感動が薄められるのね。そろそろ増えてきましたね。マスク姿。寒いから、風邪かもしれないが・・・。花粉症の方お大事に。京都・滋賀の梅たよりのHPはこちら


Messe■かおる(427) 投稿日:2004年3月4日<木>23時14分/女性 
あまり知らなかったのだが、ドイツは見本市Meeseが盛んだそうだ。特に北ドイツのハノーバーのはすごくて、飛行場を歩き回るような感じだそうで、もちろん一日では済まない。人口30万人に対して300万人くらいやってくるので当然宿泊する事も難しいからキャンピングカーで来るのだとか。もちろん駐車場から会場までも遠くて、ビジネスマンはグループでやってきて、スニーカーに履き替えて、それぞれが攻略するところを決め、一日終ると見てきた事を検討するのだという。中小企業がほとんどだそうだが、それぞれの技術力の層が厚くて、ただのネジでも、たくさんの人が同じような優秀な物を出品するのだという。終日、社長が張り付いて交渉にあたり、かなりの商談が成立するそうだ。

いくら私でも、ネジには全く興味が無い。でもハノーバーのメッセの成り立ちが面白い。戦前ドイツはライプツィッヒで、一番有名なメッセが開かれたそうだ。だが戦後西ドイツになり、物の無い時代、人々は「これは壊れているのだが、直せば使えるかも知れない」といったものをたくさん並べて、お互いに物を調達したのが起源だという。ドイツではそれをコツコツ直す技術力があり、直してなお使用に耐えられる頑丈な物作りがなされていたのであろう。メッセは元々ミサから出た言葉だそうで、始めは、市庁舎前のマーケットの同義のマルクト広場で食料品の見本市として始まったという。

色々取りざたされている大阪南港のビルで、ただのフリマではなく、こんな年代物の故障品ばかりのメッセがあってもいいなと思った。


誰が決めた■かおる(428) 投稿日:2004年3月5日<金>22時17分/女性
何かのアンケートで、住所、氏名、と書いていき、職業に「主婦」と書いた人は年収の項では、何と書くのだろう。無償の愛を惜しげもなく与え、家族のために全てを投げ打ち、自己啓発のように見えても、実は日常の自分をごまかしているだけのお稽古事でお茶を濁す。離婚に備えて、せっせとへそくりをする知恵もなく、時々ケーキバイキングで憂さを晴らす。つまり年収という形になるものが無いのが普通ではないだろうか。しかしお金でに換算できないほどの価値を創造しているのが主婦であると思うが、これも負け惜しみに聞こえるか? 

でも今やこんな主婦は化石かもしれない。外で働く人が有能で、家でコツコツ主婦している人が無能だと誰が決めたのだ。

自分らしく生きる℃魔ェ大流行だが、親が自分らしく生きるために、死なされてしまった子供は、自分らしく生きただろうか。誰かが自分らしく生きる限り、側にいる誰かが自分らしく生きられない。誰かを踏み台にして、自分らしく生きることが美しいことだと誰が決めたのだ。

意識のある?女性の集まりで、自分らしい生き方を言って見せてというと、それぞれ違うはずなのに、それは皆、金太郎飴のようだと言った人がいる。コレってちょっと悲しい。自分は何が出来て何が出来ないのか、冷静に考えれば自分が、誰に言われること無く、 only oneであることが分かるだろうと思う。主婦でなくても、人は世のonly oneの価値観に左右されがちである。こういう生き方がカッコいい、コレがonly oneと誰が決めたのだ。誰も決められない。このあたりまで来ると主婦の年収の話とはかなり離れる。

確定申告を3月15日までと誰が決めた。税務署前の連日の渋滞とたくさん税金納めたいのに納められないフラストレーションがこんな事を考えさせる。


煙もうもうの居酒屋で■かおる(429) 投稿日:2004年3月6日<土>23時36分/女性
居酒屋にはあまり用が無い。最大の理由はお酒が弱いから。おばさんの行くところではないと思っているから。気の置けない女友達と、20代から30代の若い人たちに埋め尽くされた居酒屋で飲んだ。豆腐のグラタンとか、エビチリの湯葉巻きとか、余りなじみの無い料理がメニューに並んでいる。遠慮の無い笑いと、煙の渦巻く中にいて、やはり違和感が無いとはいえなかった。私はこの人たちの年齢の頃、このような場所へ友人と飲みに行った記憶があまり無い。私はその頃、一体何をしてたのだろう。今夜は失った記憶と年月をひとつ手繰り寄せてみよう。

9時入浴が効果的■かおる(430) 投稿日:2004年3月7日<日>20時26分/女性
「9時に入ると好いんだって。」と言うと、「見た見た。そうなんだってねぇ。」と大勢人が反応する。先日の『ためして、ガッテン』の温泉の入り方の話である。NHKを見る人と、温泉好きの人が多いことに驚く。ちょうどその時、友人から電話がかかって来た。だから9時が良いということ以外、なぜなのか、どう良いのかは聞き逃してしまった。私は、青空の下で露天風呂に入るのが好きである。その心地よさが、体循環を促進して良い≠謔、な気がする。
10〜15分間入る。上がって身体を洗ったりして5〜10分間冷やす。又10〜15分入るというのが効果的であるとどこかに書いてあった。上がる時、シャワーで温泉を洗い流さない方が良いとも。
同番組で、7日間の湯治のやり方は、一日に入る回数を、1回、2回、3回、休み、3回、2回、1回とすると良いと言っていた。こんな温泉三昧私もやってみたい。

「冬はやっぱり温泉ね〜ぇ」と言う様になって、漸く一年のまだまだひよこの私である。
いつも空いた時間をねらって行っているので、今度は午後9時に温泉に行って、混み具合と、効果を確認しようと思っている。リポート、乞う ご期待!


やっぱり起こった■かおる(431) 投稿日:2004年3月8日<月>22時34分/女性
会長夫婦の自殺=B事の是非を問うとしても、画面を見ていて、これだけ追い詰められれば、いずれそういう結末がありそうだとは感じていた。それで、鳥インフルエンザが収束するわけでもないのに、こういう古風な責任の取り方はねえ。残された社長にとって一番力になって欲しかった家族を二人も同時に失ったのでは、後が大変。報告が遅れたことを許していいはずは無い、責めることは正義だと、記者達は燃えていたに違いない。大会社の訴訟と違い、責任のありかが見えやすく、責め易かったかもしれない。カラスにまで汚染が広がって事の重大さは未知数だが、今のところ死んだのは鳥だけだ。もっとひどいことをした人はいくらもいるではないか。初めに誠意と認識≠ェ足りなかった事が、事態を深刻にした。人は自分の力を過信しがちであることを、この事件は教えてくれる。もしかしたら鶏属の命をかけた復讐かもしれないとも見える。いつも冷静でいることは、難しい。特に疲れているときには。今日もそういう理由をつけてまた寝てしまう私。

羽毛布団は■かおる(432) 投稿日:2004年3月9日<火>22時38分/女性
漸くダウンのコートもうっとうしく思える暖かさになってきたが、羽毛布団について心配しているあなたに、ある布団屋さんのHPに、日本羽毛協会や日本寝具製造協同組合が厚生労働省、農林水産省へ問い合わせた結果大丈夫≠ニいう情報があったのでお知らせします。【『鳥インフルエンザと羽毛ふとん』あ な た に や さ し い 快 眠 情 報 <<VOL.291>>Date:2004/2/09】 より
  1. 鳥インフルエンザは生体内に存在するもので、羽毛ふとん等の原料は生体から分離されたもの。
  2. ウィルス菌の生存期間は、22℃で4日間程度。羽毛ふとんは消費者の手元に届くまで1ヶ月程度要する。
  3. ウィルス菌は75℃で1分で死滅する。羽毛は洗浄後、100〜130℃で20分ほどの乾燥を行うため、菌は死滅している。
  4. 羽毛の輸入条件として、輸出国における120℃の熱消毒の証明と日本国検疫所での殺菌処理を義務付けている。
  5. 羽毛の輸入は従来どおり行う。

羽毛に使われる羽は水鳥の羽ということだから、鶏とは何の関係もないかと思うのだが、つい神経質になってしまう。「あの時は異常にピリピリしいたね。」と笑える日がはやく来ると良いのにね。


寒くない朝■かおる(433) 投稿日:2004年3月10日<水>07時39分/女性
おはよう! 今朝は寒くない!ウォーキングのおばさんが、ぐーっと増えた。ぼんやりした春霞の中、かなり高いところに印象派の太陽が浮かんでいる。風邪を引く前までは、同じ時間でも、あたりはまだ薄暗かったし、行き交う車の数も少なかったのに。

夜更かしの文明人のあなた、今日は早く寝て、明日、まっさらの朝の空気を胸いっぱい吸い込んでご覧!! 
思い出すよ昔猿だった頃を。そうも行かないかもしれないが、花の香りが漂っているのに気がつくかもよ。
気持ち良いよ〜。


女性専用■かおる(434) 投稿日:2004年3月11日<木>23時32分/女性
最近JRに乗らないが、ちゃんと、女性専用列車は走っているだろうか。これだけ、平等になった世の中でも、まだまだ、女性専用という文字があちこちに躍っているのは、それだけ女性の意見が通るようになったと解釈すれば良いのか、内実は大して変わっていないから声高に言われるのか、どっちなのだろう。某下着メーカーのHPに「女性専用」についてのアンケートが出ていた。女性60%、男性50%と半数以上の人が大歓迎である。

「女性専用」としてほしい、場所、サービスについては、18項目中で、1位は電車である。2位、女性専用シート、3位、夜行バス、4位以下病院、映画館、飲食店、タクシー、ホテル、スポーツジム、そして10位に薬局。

この頃の病院は、「物忘れ外来」なんてえらく細分化しているかと思えば、「女性総合外来」と大雑把なものもある。産婦人科なんて女性科にしたほうが、今時のご時世には受けるかも。

しかし、薬局に関しては、ドラッグと調剤と漢方くらいの区別で、かなり大まか。私は昔から思っている。なぜ、外科薬剤師、内科薬剤師が無いか。でも実は、大阪では日本薬剤師会に先駆けて、もう専門薬剤師の勉強会が始まっているそうだ。それにしても、薬局で女性専用のニーズがあるとは「どやさ」って言われた感じ。それなら、なぜ男性専門薬局が無いのかという疑問もあっても良いわね。「どやさ」


Re:女性専用pure(435) 投稿日:2004年3月12日<金>09時02分/大阪府/男性
女性専用度ランキング
 1.デパート:男性用の売り場など上のほうの階の隅っこの方にささやかにあるだけです。
 2.ケークバイキング:男が入っていくと一斉に白い目が向いてきます。
 3.飛天・松○健特別公演:楽屋入り口付近では踏み潰される危険性あり。
 
 あはは、世の中元気なおばさま族の活力で持っている感があります。それと、独身貴族ね。
 おじさんたちはちびたロウソクの火を消さないように<しょぼい日々>をおくっております。^^;
  
 女性が弱い??

とんでもございません!


追っかけ■かおる(436) 投稿日:2004年3月12日<金>23時46分/女性
確かに、おっしゃるとおり。昔、まだ年齢が少〜しだけ足りなかった頃、義理で行って、おばさんたちの怒涛の勢いに飲み込まれそうになりました。ではなくてでしたが。

2年位前のこと、大阪の某病院の待合室で、不釣合いな鳥の毛のついた帽子をかぶった、大阪人もびっくりの派手なおばさん(私よりもっと)が「いつになったら呼んでくれるの」とイライラ。糖尿病の薬を忘れたとかいっていたような・・・。はっきりそうと分かる名古屋弁でしゃべっているのを、聞くとも無く聞いていると、という振りして耳をそばだてていると、開演に間に合わないと言っている。やっぱり何かの公演を梅田コマ劇場まではるばる見に来た追っかけ≠セったんです。早朝に名古屋を出たので、あわてもののおばさんは大事な薬を忘れたらしい。

私この追っかけ≠ェわからない。女性専用かと思ったら、男性にだってある。あのカリスマ華道家の假屋崎(かりやざき)省吾は、美輪明宏の追っかけ≠セったとか。まあこの人たちを男性と言い切っていいものかという躊躇もありますが・・・。

選挙がらみで、同性の結婚が云々されているが、アメリカもやっぱり結婚という形をとることが便利な社会なんだろうか。愛し合うのは勝手だし、愛し合っていれば、茶色の紙切れ出すのがそんなに大切とも思えないんだけれど。


私のプール■かおる(437) 投稿日:2004年3月13日<土>22時07分/女性
プールを貸切で泳いだことある? 一人でよ。偶然一人帰り、二人帰り、そして誰もいなくなった≠フだ。この瞬間、この空間は私のもの。25m8コースのプールを私一人が泳ぐ。疲れて、暖かい部屋で休憩しながら考えた。

私は大金持ちで、これは私のプール。私がお掃除しなくても掃除係がいる。「お飲み物は何をお持ちいたしましょう。」なんてサーバントがうやうやしく言うと、「小さなクロワッサン三つと、イタリアの赤いオレンジジュース」なんて答える。それでも一人。家族がいたとしても、各々がかってに生きている。「遊びに来ない?」と誰かを誘わない限り、誰も来ないし、誘っても、「あーら、その日はハワイにいるワ」とか、「ゴメンね、映画の試写会のご招待の日よ」なんてことで、誰かが来るとは限らない。しかも、屋外で、庭の飾りか用水池の代わりのような浅い丸いプールだったら飛び込みも出来ないし、夏だけしか泳げない。プール付きの家って、傍目に見るほどすばらしい物でもなさそう。

いささか負け惜しみの匂いもするが、その場になって初めて分かる気分ってものがあるとわかった。隣の芝生は青い。あなたのお隣さんの芝生は何色? 泳いだ後の心地よい疲れは、お金持ちかどうかには無関係。バンザイ!


念ずれば、夢かなう■かおる(438) 投稿日:2004年3月14日<日>23時16分/女性
八木幸子さんは『ゆば八』の辣腕女社長と噂には聞いていたのが・・・・、黙っていれば普通のおばさん。なのに「八木節を聞いていただいたら・・・」としゃべりだしたら、機関銃。私はまた、どじょうすくいでも始まるのかと思ったら、ああ、あれは安来節だった。閃光も同時に炸裂しているかのよう。今度、話を聞くときには、流れ弾に当たらないように、よけなければ危ないよと、アドバイスしたいくらい。

主人である先代社長の急逝により、彼女は社長になったのだが、今では「主人の死は天命だったと思います。することは全部していかはった。」と言えるようになった。それ以来、明日の命があると思わなくなった。今日という日を精一杯生きようと思うようになったのだという。だから常に積極的。一歩前に出るのも、一歩下がるのも同じエネルギー、下がったら、出た人と二歩差がつく。だから常に前進である。

『念ずれば、かなう』のだそうで、出来るだけあつかましい具体的なイメージを思い描くのがコツ。子供が、クリスマスにアレがほしいと思い描くように。比叡山で『雪見懐石』を企画をしたときには、食事時、本当に吹雪になったというし、パリにゆばを持って行きたいと念じて8年。パリでフランス人のシェフにフランス料理として使ってもらい、そのとき歴史は動いた≠フだそうだ。今や世界に11店舗あるというNOBU(ロバート・デニーロが共同経営者でノブ・マツヒサという有名な日本人シェフの店)で使われているという。全てに感謝の気持ちが貫かれていてすがすがしい。

しかし一度は、大変な事件もあったそうだが、「近江商人は、転んでもタダで起きたらあきまへん。」と見事に乗り切られたとか。ピンチはチャンス。やっぱりこの人もこう言った。そういう意味では、私はチャンスだらけのはずなのだが・・・・。八木幸子さんについてゆば料理の映像と八木幸子さんの声


スゴイ技■かおる(439) 投稿日:2004年3月15日<月>20時00分/女性

私の駐車場所は団地の前の駐車スペースだから、みんなの目があってめったなことは出来ない代わりに、このところの黄砂の量はすごい。ほこりがうっすらなんてもんじゃない。黄色が見える。屋根つきのガレージだと汚れ方が違うが、こんなこともある。

鍵のかかった車の中の、ハンドバックの中の、財布の中の、千円札は残して、一万円札だけ抜き取っていくという、手の込んだ泥棒に、何回もやられて気がつかなかった人がいる。私の母である。さすがかおるさんのお母さんと思っているでしょ。はい、私も、ポカよくやるから、否定はしません。「おかしいなぁ」とは思っていたらしい。でも鍵がかかっている。そんなはずは無い、と頑固に思っていた。30年間こんなことは一度も無かったのだから。

12月に車を乗り換えて、最近、石にこすった車の修理に出したら、その時傷だらけだと言われ、びっくり仰天。初めて分かった。そういえば、前の車のときにも・・・・と。悪いことに、ガレージに入れば、道路からは人のいることが全く見えない。暗い。人通りも無い。時給に換算したら、4万円くらいの仕事か。パチンコ代がなくなるとあそこへ行けばとやって来ていたかもしれない。これ車上荒らし≠謔ヒ。気をつけてねあなたも、窓のゴム傷ついていないか穴だらけじゃないか、もう一度調べてみたほうがいいわよ。「スゴイ!」と感心するほど、私達は人間が出来ていない。怒り狂っている。


創作料理屋■かおる(440) 投稿日:2004年3月16日<火>21時06分/女性
入り口はちょっと昔の和風、若くて活きはいいがマナーは大丈夫?と思われる作務衣姿の従業員に迎えられる。玄関で靴を脱いで、板間に上がり、小さな(私なら十分はみだす)座布団に座る。畳が貴重品だった頃のそう、鎌倉時代に武将がよろい姿で座っている光景とおなじ。

そして出てくるのが、創作料理≠セったり、無国籍料理≠セったりする。初めはこのネーミングに大層期待したが・・・・。昔、我が家に来た人に「小料理屋したら?」と言われた事が、分かってきた。家で作る料理をそういう言い方をするとかっこいいんだと分かった。大津近辺ではこんなイメージだが、他の地方ではどうでしょう。ここまで言えば分かると思うが、家でもなく、料理屋でもない。なぜ、こういう雰囲気がいいのかな。

今という時代は、おばさんにとっては、こういうどっちつかずの落ち着かない、居心地の悪い時代なのかもしれない。


不明メール■かおる(441) 投稿日:2004年3月17日<水>23時06分/女性
このところ、毎日添付文書つきの不明メールが来る。先日友人が注意メールをくれたときには、来ていなかったのに、その後増えてきた。添付文書つきのマークがあれば必ず開けないで捨てる。人をいじめるということは、人の中に密かに存在する非常なる快感らしい。受け取る方は、思惑通りの不快感。誰もが、その快感を追求すれば、自分達が住みにくくなるから、イジメは止めましょうと、人間の叡智がルールをこしらえたのだろうが、ケータイを持ったサル=@(『ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊 正高信男/著)達が増殖して、ルールを理解できなくなっているような気がする。この本読んでみたい。

腹痛について■かおる(442) 投稿日:2004年3月18日<木>22時27分/女性
ついこの間まで、早朝カンファレンスの行われる病院の9階の会議室の窓からは、明けたばかりの大津の町とびわ湖と対岸の暗い山並が見えた。曇った空には、小さなオレンジ色の太陽が浮かんでいる。今も朝7時というとまだ、町はすこし眠そうな表情である。

今回は腹痛について。腹痛といっても、何によって起こってくるか要因は様々である。検査をして、一つ、一つその疑いを取り除いていく。そして決定された病名によって、薬が選ばれていく。患者側からすれば、どんなご大層な病名がついても、つかなくても、痛いのが治りさえすれば文句は無い。でも、ドクターにとっては、当たり前だが、この病名を決めるまでの過程が大層重要なようである。薬剤師は、処方箋の薬から、病態を想像するしかない。しかし効能書きには何種類もの作用がうたわれているし、もちろん病名は分からない。曖昧模糊とした状況で服薬指導するわけである。調剤では、薬の配合禁忌は無いか、容量は正しいか、そして、間違いなく処方箋通りに調剤されているかなど、キリキリと胃が痛むほどの正確さを要求されるのに。このアンバランス、とても胃に悪い。

そういうときに飲む、漢方薬は、六君子湯(りっくんしとう)、半夏寫心湯(はんげしゃしんとう)など。「どれをやってもダメなとき、しかも長期が予想されるときは、最近漢方を使います。ポイントだけでなく、全身症状が良くなる、さすがに古くから使われて来た薬だと・・・、これからもっと取り組んでみようと思っています。」とのドクターの言葉だった。漢方を勉強している私は、今頃分かったのかい、と思い、もっと薬剤師に聞けばいいのにと思ったが、実は、漢方をばかにしている、あるいは全く知らない薬剤師も医師と同様、まだいる。恐れ多いことである。


Re:腹痛についてpure(443) 投稿日:2004年3月19日<金>09時16分/大阪府/男性
>薬剤師は、処方箋の薬から、病態を想像するしかない。
 そうなんですよね。これは処方する方も歯がゆいです。病名も知らずに『服薬指導?』です。また経過や方針も共有したい(してほしい)情報です。
 これらはこれからの課題ですが、もし病名もふくめたこれらの情報を共有することが『常態』になったら・・・、薬剤師さんたち、大変ですよ。糖尿病の合併症の一つ一つについてその頻度、徴候、対策そして対応策についての知識を求められます。
 臨床の鉄火場は毎日胃がキリキリ締め付けられる修羅場でもあります。

 ファイト!

薬の専門家だけでは■かおる(444) 投稿日:2004年3月19日<金>20時58分/女性
ほう、お医者さんもキリキリなんだ。 私はまた、薬剤師だけだと被害妄想でしたよ。調剤ミスして訴訟にでもなったら大変だと、処方箋を穴の開くほど見ているんだから。視圧というものがあって、そのたびに穴とまで行かなくても、見たところだけ少しへこむ紙が使われていたら、処方箋はボコボコよ。

>糖尿病の合併症の一つ一つについてその頻度、徴候、対策そして対応策についての知識を求められます。

確かに薬の専門家だけではすまない時代だが、身内から見ると、しょうがないわね知らなくても、今まで、糖尿病の患者さんと話せる機会に恵まれる薬剤師は少なかったのだから。と思う。薬剤師は勉強会にも積極的に参加しているし、ドクターと一緒の機会もある。水準は刻々上がっていると思う。

薬について滅茶苦茶知っていて、他の事も勉強していて、素人(患者さん)の前で知識をひけらかす人もいるが、本当のところ、そんなことを聞きたい人はいないかもしれない。でも勉強したこといいたいじゃない。薬剤師はうれしくて仕方ないのだと思う。情報が今初めて、換金される時代が来たのだから。でももう少ししたら言い出すね、きっと。もっとお給料ほしいと。


ニュースの言葉■かおる(445) 投稿日:2004年3月20日<土>21時36分/女性
洪水のように流れているニュースで語られる言葉をいつも知っているとは限らない。たとえば『チーズバーガー法案』って知ってる? 知らない方はこちらに解説があります。ルビまでついてすごく分かりやすい。それは当たり前、「毎日小学生新聞」のHPである。本日のニュースのことば には、良心的兵役拒否が出ている。でもこれ読んでわかる小学生ってかなりなもんだと思うね。大人のための小学生講座、あるいは小学生のための、大人ぶりっ子講座みたいな雰囲気。大人が子供に迎合しているのか、子供が、大人にならざるを得ないのか、大人になっても子供を捨てきれないのか、随分と大人と子供の境目があいまいな世の中である。ニュースで説明しにくい言葉を耳にしたら、こっそりこれで調べてみること、お・す・す・め

 


渡来人の足跡を訪ねて■かおる(446) 投稿日:2004年3月21日<日>22時33分/女性
天智天皇によって大津に遷都されたのは、百済からの渡来民族の力が背景にあったと言われている。滋賀県人(関西人)の顔が、どことなく韓国人に近いと、東京から帰ってくると思う。今日はその渡来人の秦氏の住んだ秦荘町に行って来た。

秦氏は京都太秦の広隆寺を建てたあの秦氏である。秦荘町のある蒲生郡は、額田王の「茜草指 武良前野逝 標野行 野守者不見哉 君之袖布流(あかねさすむらさきのゆきしめのゆきぬもりはみずやきみがそでふる)」(万葉集)というあの有名な歌の春の遠足を楽しんだ場所でもある。朝鮮半島の政変で、百済の貴族達が移住してきたそうだ。700人とも1000人とも言われている。そういわれると、そんな気になるのが私のいい(?)ところであるが、渡来人系の文化が近江の文化の源流となっている気がする。今も読みにくい地名が点在している。信楽の陶芸も、近江上布の機織も、カイコから絹を作ることも。古墳公園となっている場所には、289基の円墳が存在していたそうだが、埋葬品の中に、刀剣類が見つからないそうで、文化的な集団だったそうである。小野妹子も渡来人の一族出身の滋賀県人である。 つづく。


Re:額田王pure(447) 投稿日:2004年3月22日<月>09時42分/大阪府/男性
蒲生野(かまふの)の薬狩りは天智天皇即位の年の5月5日に壮麗に行われたといいます。
 『茜指す・・・』、この有名な歌は大海人皇子との恋の掛け合い、相聞歌、みたいに思えますが万葉集の分類では雑歌になっています。雑歌は宮廷の行事などの際に歌われる天皇賛歌や宴の余興です。薬狩りは宮廷の公式行事の一つで諸官総出の大層な行事でありました。
 その宴の際の余興でこの歌は詠まれたそうです。

 たしかに大海人にとっては額田王は子供(蔦野王)までもうけた元嫁でありますが今は鏡王(神官ですね)の娘として天智の宮廷に入っております。しかもこの歌を詠んだときの推定される年齢は40才とか。
 いくら天智の弟とはいえ天智をはじめとする宮廷の諸官の前では相聞歌は詠いません。ただ、周囲は二人の状況を知ってますからやんやの喝采を贈ったであろうことは想像できます。

 茜、紫野、標野といった眼前の事象をとらえる物名歌的な即興性と大海人の『紫の匂える・・・』とうけて詠んだ歌は宮廷の宴での即興的な作風であるようです。

 しかしその内容は女性の細やかな情愛と男性の切々たる恋情とを表した万葉集中の傑作のひとつであろうかと思います。

 近江八幡のとある神社の内にはこの二つの歌の歌碑があるそうです。

紫草■かおる(448) 投稿日:2004年3月22日<月>20時50分/女性
おー、pureさんは、文化的な分野にも造詣がお深い! すごい! 私は、兄弟から好かれて大変だったわね、と思っていたし、万葉時代は、誰もおおらかに、恋を楽しんでいたという噂を信じていたが、そうじゃなかったのですか。今でも、春の野で草を摘む習慣が韓国出身の人達にはあると聞いています。実際実家の近くでも摘んでいる人を見たことがある。もちろん食用だけれど。

ここでの薬草は、白い小さな花を咲かせる紫草である。昔は何処ででも多く見られたが、今は絶滅寸前で、保存運動をしているというHPには画像とその他、染色などが書いてあある。根は紫根、抗炎症作用が顕著で漢方薬として使われる。皆さんご存知のボラギノールに使われている。抗癌作用もあるとか、お肌もきれいになるとか(厚顔作用か?)、紫の染料としてとか、なかなか働き者である。火傷用の漢方薬の「紫雲膏」にも使われており、私も使ったことがある。ステロイドほどのパワーは無いが、非常に穏やかに心地よく効いて来る。ただ、ごま油の匂いが、少しヘルシー過ぎると思う人もいるかも。 つづく。


あは、訂正ですpure(449) 投稿日:2004年3月23日<火>11時00分
十市皇女が子供で蔦野王は額田王の孫でした。すみませんうろ覚えで書いたもので、訂正いたします。m(_"_)m

 


不可解なピンボケ■かおる(450) 投稿日:2004年3月23日<火>23時56分/女性
石の扉を開ける古老鬼室集斯(きしつしゅうし)は人の名前である。とわざわざ書きたくなるくらい、何も知らなかった。彼は百済からの渡来人で、近江朝で、学職頭(ふみのつかさのかみ)に任命された。文部大臣みたいなものだそうだ。私は日本に帰化した外人が大臣になったのを、知らないが、その時代はえらく国際的だったようだ。鬼室集斯の墓碑

この人の墓碑が、蒲生郡日野町の山あいの田んぼの中にある鬼室神社にある。社殿の真裏に、小さな石の祠があり、その廻りがまたたくさんの石の柱で囲まれている。常は重い石の扉と鍵で閉ざされていて、一緒に行った研究者も見たことが無いそうだ。特別に村の世話役の人が、開けてくれた。川のそばに、放置されていた、48.8pの八角形の石柱を、もったいないと、この世話役のおじいさん達が、このようにお祀りしたという。この場所が墓所ではない。
正面に座り、中の墓碑を写したが、あれっ?ピンボケである。しかも真っ黒。折角、皆さんに見てもらおうと思ったのに。ピンボケ写真を写す方が困難な、今時のデジカメでだ。一体????? 鬼室集斯様は、こうして公開するのを、わかって、撮らせなかったのだろうか。不思議だ。まったく不可解なことである。
インターネットで鬼室神社を検索すると、結構な数ヒットする。「街道を行く〜湖西のみち・韓のくに紀行〜」で放映されたそうだが、あなたは知っていましたか?

ところで、新しいデジカメの使い方ちゃんと読んだ? といわれれば・・・ンーン。やっぱり私のせいかしら。


落し主はいませんか■かおる(451) 投稿日:2004年3月24日<水>21時46分/女性
古墳公園と古墳内部、土器裾野に名神高速道路が張り付いた山に向けば、後ろは、なだらかに傾斜をつけながら続く平野が広がる。そのずーっと向こうには琵琶湖が見える。ここには、6〜7世紀の頃の依知(えち)秦氏関係の円墳が集中しており、うっそうとした雑木林で、人が近寄ることもない、狸やこうもりの住処だったという。今は整備されて古墳公園になっているが、周りにある竹薮や雑木林の中にも、まだまだ古墳が隠れているそうである。元からある大きな木は残され、その間にいくつも、こんもりとした土盛りがある。木は、ほとんどが桜で、来週には芝生も芽を吹き景色が随分変わるであろう。

発掘されたいくつかの入り口には鉄門扉が作られ鍵がかかっている。ここも特別に開けてもらい中を見られた。画像右の羨道からは階段がつけられており玄室は一段低くなっている。普通は同じ平面にあり、このタイプは日本で、ここ愛知(えち)郡にしか存在しない。しかし、百済の中心に当たる現在の、韓国全羅北道南原草村里古墳群に同じタイプが集中して存在し、関連性が指摘されている。
左は発掘された、宝物の一例である。埋葬用に作られた土器で、初めは、「お皿とその覆い」という形だったのが、7世紀に、「入れ物と蓋」という形にひっくり返り、後に蓋に持ち手ついたそうだ。これを手にとって、たしか食籠(じきろう)と言っていた茶道で使う、陶器のお饅頭入れをすぐに思い出した。人間の営みは、何も変わっていないとつくづく思う。

発掘で、発見されたものは誰のものか知ってる? これは落し物なのだそうだ。それがたとえ自分の土地から出てきても、警察に届け出なければならない。そして落し主が見つかるまでは、国の保管になる。でもあまり多くて管理できないので、地方自治体が預かるのだそうだ。少し前、落し主が見つかって大騒動になったことが、東北地方であったね。発掘は、櫛なんかが出てきたら、木綿針で土をのけるという、神経質な作業だそうだが、一度やってみたいことの一つである。それより、自分の部屋を発掘して、遺失物を探さねば・・・・。時代を経て宝物になるようなもの、あなたの部屋にはありますか?


石塔寺(いしどうじ)■かおる(452) 投稿日:2004年3月25日<木>20時23分/女性
石塔寺、三重塔このように蒲生郡では呼ばれている。バスを降りて、そこからまっすぐ伸びる157段の急な階段を登ると、たくさんの五輪の塔に囲まれて大きな石の三重塔(創建当時4.46m)が目前に迫る。紛れも無く秦氏関連の建造物であるが、今は天台宗の寺院となり、階段の登り口に本堂がある。

唐に留学中の比叡山の僧寂照が、唐僧に近江にこのような塔のあることを聞き、探させたところ、1006年に、近くの綺田(かばた)の畑田廃寺跡付近で発見された。

日本では、加工しやすい凝灰岩が使われ、硬い花崗岩(近郊の産)を加工できる技術(それぞれに窪みが有りはめ込み式になっている)を持った渡来人以外には、こんな塔は出来ないと考えられている。製作年代は、平安中期、7世紀後半と二説あったが、丸くむっくりした厚い屋根のカーブから、後者の意見が強い。三重塔の上部分は後世にくっつけられたもので石の感じが全く違う。韓国、長蝦里(ちょんがり)に下部分とそっくりの、硬い花崗岩製の三重塔が報告されており、同じく韓国隠仙里の三重塔の背後には古墳群があるという。阿育王の塔とも言われており、木製の塔を模した物でなく、もともと石塔であったという。廻りの五輪の塔は、鎌倉期以降、散在していたものが徐々に集められたようである。

ざっとこんなところだが、私の知っている和風文化と、この塔は「全然違う」印象だった。近江の文化のルーツともなっているはずの文化なのに違う香りがする。おおらかで肉厚である。そういう時代だったかもしれないし、時間をかけて日本の文化に変身していったのかもしれない。その頃、新羅、高句麗からもやって来たという。滋賀県は南北では気候風土も随分と違う。同様に、外見は同じでも心には違うものが存在しているのだろうか。また新たな興味が湧き出てきた、久しぶりの遠足だった。

ところで、現在遺跡≠ニ呼ばれるものが、日本全国で381,513箇所あるというが、滋賀県にはいくつあると思います?そして大津にはいくつ?


異国の文化は今■かおる(453) 投稿日:2004年3月27日<土>00時02分/女性
滋賀県にいくつ遺跡があるか。答えは5,014箇所。そして大津市内には、309箇所です。
多いと思う?意外と少ないと思う?

今回立ち寄った金剛輪寺は滋賀県人なら知っている紅葉の名所『湖東三山』の一つであるが、私は初めてだった。国宝の本堂、庭園もよく整備されていて、こんなすばらしい庭園がこんなところにと・・・アラ、失礼、でも本当に素晴らしいので、お勧めです。空いたときに行きたい人は今。紅葉の時はかなりの人出だそうだが、それだけの価値はあろうと思う。こちらのHPで西明寺、百済寺と共に秋の風情が堪能できる。時間の都合で行けなかった百済寺は現在「ひゃくさいじ」と呼ばれているが、kutara寺≠ニ呼ばれた時代もあったという。

当時、余り住人のいなかった地方に、大百済村が出現して、文化先進地帯になったのであろうが、今は全てが時の流れに、埋没して、特によそに比べて目立った特色も無い、見慣れた普通の日本である。しかし人々の中に、きっと今もその文化は赤い血潮となって脈々と流れているのだと思うと、不思議な気がする。


大事なのは食生活■かおる(454) 投稿日:2004年3月28日<日>00時27分/女性
今夜は糖尿病についての話を聞いた。検査値がかなり高い場合は、薬だけ、運動だけ、よりも、両方合わせて、スタートしたほうが効果的だということ。そして食事が何より大切。一番影響のあるのが食生活で、何をやっても食が滅茶苦茶なら、コントロールが出来ないとのこと。減量のためには、カロリーよりもバランスよく、腹七分目で、決まった時間に撮ること。コツは脂を避けること。炭水化物は多少多くてもかまわない。果物はお饅頭と同じと考えよ。特に柿のシーズンは血糖値が上がり、ミカンが無くなるこの頃から、患者さんの血糖値は落ち着いてくるという。血糖値を下げる薬を減らす方法なども語られた。
こんな話聞いて、勉強会の後の立食パーティで、自由に飲み食いできる人は、健康によほど自信のある人。美味しそうなお肉も、ケーキも、チーズも・・・・・ああああああ、我慢我慢。でも、フォアグラの文字についクラクラして食べてしまった。こんなに脂ギトギトのフォアグラなんて、スーパーではお目にかかれない。あとは、豆腐、直径5pのお肉。お酒はさほどカロリーにはならないという朗報があった。今日は白ワイン一杯。しかも帰りは歩いて帰るという、ああ、なんて健康的な土曜日の夜!!

つぼみ爆発寸前■かおる(455) 投稿日:2004年3月28日<日>23時10分/女性
朝晩は冷えるけれど、昼間は暖かくなって、大津でも桜の木がほんのりと赤く染まって、つぼみが爆発寸前である。ちらほら咲き始めたのもある。渋滞を避けて、入った細い道にハイカーがあふれている。しまった、ここは桜の名所の近く。健康≠意識したスタイルにキメて、中年男女がぞろぞろ歩いて、走行の邪魔をしてくれる。春休みとて、子供もチラホラ。対向車に知人を見つければ、ここにも家族が。釣り人達の中にも子供連れが多い。六本木ではもうすぐ小学一年生になる子に、静岡県磐田市では、もうすぐ社会人一年生になる娘に、事件が起こっている。先日、看護士さんが半筒を3筒と聞き間違えて、死亡事件の起こった病院があるところ。

私の身の上は、この上も無く平和で、帰宅後疲れて、たらふく食べて、お炬燵でとろとろと居眠りの日曜日。鋭気を蓄えて、今週は、あなたも私も、さあ、お花見に繰り出そう! 4月1日から三井寺のライトアップ始まるよ。


Re:大事なのは食生活pure(456) 投稿日:2004年3月29日<月>09時34分/大阪府/男性
>こつ
 食生活の大切さはかおるさんの仰るとおりです。そのコツについて余計なおせっかいの補足を。
 
 1.間食はノンカロリーにしましょう
 2.時間になったから『あ、お昼ご飯にしましょう』といって通常量を食べるのはやめましょう
 3.このお皿はもう冷蔵庫にしまっても駄目だ。『もったいないから』食べてしまいましょう、はやめましょう。

 この3つはかなりいいポイントですぞ、みなさま。もちろんダイエット志向の強い方にとりましてもです。。。

補足御礼■かおる(457) 投稿日:2004年3月29日<月>21時22分/女性
食生活、大切、分かっていてもね。pureさんのあまりにもご親切な補足。なんで知ってるの? 私の実態。
  1. 間食はなるべくしないようにしているが、家にいれば甘〜い、甘〜い物ばかり、止まらない。
  2. 理想的な『食事時間』に食べられることは稀。当然過食。
  3. 残りは捨てたら罰が当たるから、コレくらいなんじゃい、と思って平らげるのだが・・・。

当然よね、こんなことしてて、豚にならないはずが無い。美味しいものは太るのよ。

なぜ昔は、残らず平らげて、太らなかったのか、糖尿病の人がこんなに増えたのはなぜなのか、不思議ですね。糖尿病患者数と、自動車の普及数のカーブは1976年からみごとに、同じ角度で上がっているんだって。紛れも無く運動不足!

ちょっと前まで、ほしいものを追及するのに、何の後ろめたさもいらなかった。むしろ賞賛されるべきことだった。速いことも、大きいことも、美味しいことも、全て。「何もかも自分の思うようになんて行かないよ。」と若い私に訳知り顔で説教してくれる大人がいた。その人は、この言葉の意味を本当に知っていただろうか、と今思う。食べれば太る。大人のしたいようにするには、子供が邪魔になる、etc. 程ほどを知るのは難しいね。「燃えていること」がやっぱり価値がある、新入生の季節。


春眠■かおる(458) 投稿日:2004年3月30日<火>21時32分/女性
不眠症は3人に一人、花粉アレルギーは、4人に一人、心の病は5人に一人、糖尿病は・・・・と、日本人は、みんな何かを持っているようだ。若いときは、眠れば、まっ、何とかなった。一年中、春眠暁を覚えずだった。私にはなれそうも無い、ナイーブな雰囲気を漂わせて「眠れない」という人を、半ば羨望のまなざしで、見たものだ。

しかし、自分が眠れないというのはそんなにかっこいいものでない。頭は四六時中霧の中にいるようにぼんやりしている。判断力がにぶる。何にでもついしり込みしてしまう。なのに、神経は剣のような緊張感で、人も自分も傷つける。からだが疲れていないからだと、無理やり激しく動いても同じようなものである。
ところが、最近は「春眠暁を覚えず」である。続きをふと思い出す。「しょしょてい鳥、矢来風雨の声、花落つること知る、多少」どんな字だっけと思ったら、こんなのだった。
春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜來風雨聲
花落知多少     (孟浩然「春曉」)

ちょうど今頃が、そんな時期なのか。今日は一日雨。びわ湖の水が多いなと思ったら、標準水位に+3pだそうだ。

久留米大学医学部の内村直尚助教授(精神神経科)らの研究グループのこんな報告を見かけたので、眠れない方どうぞご覧ください。
働く世代の「快眠10カ条」

  1. 十分かつ快適な睡眠で仕事のやる気と効率をアップさせる。
  2. 睡眠時間は人それぞれ。日中眠気がなく、気力充実で仕事をこなせれば問題ない。
  3. 毎朝決まった時間に起床。起床後しっかり日光を浴びることが快適な睡眠につながる。
  4. 昼休み、15分程度の昼寝が午後の仕事の効率を上げる。休日の昼寝は午後3時までに目覚めを。
  5. 就寝前はコーヒー、緑茶や喫煙、飲酒を控え、適度な運動を心掛ける。
  6. 読書や音楽、香りなどのリラックス法を身に付け、自然に眠くなってから入床を。
  7. 寝室は睡眠以外の目的に使わず、温度、湿度、静けさなどの環境整備を。
  8. 30分たっても寝付けない時は一度床を離れ、リラックスして眠気が来るのを待つ。眠りが浅い時は、床に入る時間を短くすると熟睡感が増しやすい。
  9. それでも寝れない時は医師の診断を。現在の睡眠薬は安全性が高く、快適な睡眠ができる。
  10. 交代勤務者は、夜勤明けはサングラスで強い日光を避けると帰宅後の入眠が容易に。家族の協力を得て明るさ、音に配慮した寝室環境の確保を。(西日本新聞)

花の香りに包まれて■かおる(459) 投稿日:2004年3月31日<水>23時23分/女性
桜があちこちで咲き始めた。昼間は、目が先に事物を捕らえるが、夜は目の代わりに鼻が、一番鋭敏になるのだろうか、吸い込む空気に春の花の香りが混じっているという言い方では物足りない。水仙が主体の匂いがオイルサーディンの缶詰のようにギチギチにつまっている。私の気に入りの香水にも入っているが、息苦しいようなこの香りは、今生まれたばかりだから。
夜の帳(とばり)が、立ち上がろうとする香りを地上付近に押さえつけているんじゃないかと思う。この香りに包まれて♪一晩中踊り明かそう♪を歌って踊ろうか・・・・。でもそんなガキっぽいことはしていられない。帰って『談話室』書かなくっちゃと、愛車を駈って、スピード違反して帰ってきたかおるさんでした。

04/3/01▲04/3/31       『談話室』総集編トップへ