『談話室』 総集編   1月分(05/1/01〜05/1/31▼      

おめでとうございます■かおる(727) 投稿日:2005年1月1日<土>16時19分
昔、この本に感動して、心療内科をやりたくて、脱サラして医学部に進み、著者の池見酉次郎(いけみゆうじろう)氏の元に弟子入りした人と話をする機会があった。私も少なからず、興味を持っていたので、さっそく読んでみた。

・・・・・これに反して、人間は原始的な本能と共に、本能からの自由をも与えられたばかりに、これら二つの調和において自己実現をはかるだけの知恵と人格を備えないかぎり、人間の特権として与えられた「自由」が、恩恵とはならずに、かえって重荷にさえなる。そこで、ときとして人間は、みずからの本能を統御してくれる何らかの形の「格子なき牢獄」にみずからをつないでおくことに、かりそめの安らぎを見出そうとする。そうしてこうした心のからくりが、後に述べる様々なノイローゼ、心身症症状の背景に見られることも少なくないのである。「心療内科」より抜粋

病は気から、である。病気の80%は心の病と何か関係あると書かれている。気が充実しないと、病気になる。体調が悪いと気がめいる。どれがで、どれがかは知らない。元気な卵を「人の心の温かさ」で孵化させて、今年も元気に頑張りましょう。今年も相変わりませず、どうぞよろしくお願い申し上げます。 酉年元旦

・元旦■かおる(728) 投稿日:2005年1月2日<日>15時32分/女性
大雪の元旦とは珍しい。晴れた今朝は、いつもは見えない山の向こうに銀色に輝く連山が薄く見える。クリアーな空気、常にはこんな風には思わない同じ景色が、スイスを思わせる。いつも我々は、淀んだ空気を吸っているのだ。元旦にする初詣も、車が動かないので、中止。全てが2日にずれ込んだ。お陰さまで今年は朝寝続きのお正月。でも飲んだくれていないので、まだお正月という感じがしない。あなたはどんなお正月を過ごしていますか?私にとって、雪は吉兆。「今年はいいぞぉー」と一人思っている。右は ニュージーランド土産Happy Hen=@→

初仕事■かおる(729) 投稿日:2005年1月4日<火>22時31分/女性
いつもの事だが、年末年始はあっという間に過ぎた。みんな、どうしても無理をするのか、風邪をこじらす人、治っていたのに、ぶり返す人等が多い。「お正月にどこも開いていなくて、我慢できずに急病診療所に行った。薬を貰ったが治らなかった。」そうである。そう違った薬が出るとも思えないのだが、これは、年末の疲れが丁度出たとか、生活のリズムが狂ったとか、暴飲暴食したとか、色々理由があろうが、「やっぱり、先生のところに来ないと」という、気持ちが大きいようだ。人と人との関係が希薄な世でも、急病診療所のイチゲンさんのドクターより、いつも診てもらっている先生を人は信頼するものらしい。そういう関係を作っているドクターがいることが分かり、なかなか良いスタートを切った初仕事であった。

しまける■かおる(730) 投稿日:2005年1月5日<水>22時56分/女性
太陽が時々のぞく、冬の灰色の空から、小雪がハラハラと落ちてくる。雨になったかと思うと霙(みぞれ)のようでもある。積もる程ではない。アスファルトを濡らして、何度も降ったりやんだりしている。こういう様を、大津の人は、「しまけてきたなぁ」と言う。このところ良く耳にする。傘の必要が無い程度の、時雨である。

関西で全般に通用すると思っていたら、京都出身の人も知らないという。もちろん大阪人もである。大津弁なのだろうか。インターネットで検索してヒットしたのは『京言葉』のこのページと万葉集に出てくる歌である。ほらね、やっぱり古い言葉だ、と見てみたが、どうも万葉集では、時雨のことを言っているのではないようだ。大津には古い形の京言葉が残っているようだが、これもその一つらしい。古語辞典で調べたら、もう少し詳しく分かるだろうが、手元に無い。

もう一つの「しまける」はこちらの万葉集の柿本人麻呂の辞世の歌にある。「しまける」の由来どなたかご存知?


Re:し・まけるpure(731) 投稿日:2005年1月7日<金>17時35分/大阪府/男性
>鴨山の 盤根しまける 吾をかも 知らにと妹が 待ちつつあるらむ

 これは人麻呂辞世の一句と言われるものですが、万葉集にはそのもの以外に文献はありませんので推測に過ぎません。(というのが定説です)

 <しまける>は<し>が助詞、<まける>が動詞<枕く>の連体形かと思います。
 意味は<岩に枕する>で『石を枕にして寝ている』さらには『死にかかっている』でしょうか。

 <し・まく>と読んでいいと、多分、思います。

 ちなみに万葉集の最後の歌は大伴家持で以下の歌です。

 新(あらた)しき年の始めの初春の今日(けふ)降る雪の彌(いや)重吉事(しけよごと)

 今年が天変地異もないよい年でありますように。

しまけ後晴れ■かおる(732) 投稿日:2005年1月7日<金>20時05分/女性
ありがとうございます。さすがpureさん。しまけているときに、陽の光がさすと、琵琶湖から比叡山を背景に虹が見えることがあります。今はそんな感じです。細かく知ったところで、聞いたところで、私の人生にそう大きな影響があるとも思えないのに、聞きたい。知りたい。受験の後遺症なのでしょうか? このところ毎日しまけて寒いので、受験生を持つ世のお母さん達は、風邪を引かせてはならじと大変なようです。

>今年が天変地異もないよい年でありますように。

まったくです。でも、私の身には天変地異のごとくの変化が起こり、この閉塞感を打ち破れますように。


大津波■かおる(733) 投稿日:2005年1月8日<土>13時38分/女性
これに比べれば、私の不幸なんて物の数ではないと思わせられる出来事が、昨年からずーっと続いているが、今回の津波はスゴイ。何も知らない子どもの頃、大津の名前を冠する『大津波』とはどのような波だろうと思った記憶があるが、それは、チリ地震による大津波のニュースを小耳に挟んだからかもしれない。

職場で、ヨン様ツアーの直行便が出来たとの話が出た際、「ヨン様に会いに行くツアー料金を、津波の被災者達に寄付して」とヨン様が呼びかければいいのにと、私が口からでまかせで提案したところ、すでにご本人が、3,000万円を寄付されたというニュースが昨夕流れていた。さすがだ。

年始の挨拶をされる丁寧な患者さんがチラホラいる。「外国は行ったらアカンえ。ものすごいやんか。どうしても行くんやったら、浮き袋持っていかなアカンえ。」などと、ついでに言って、笑うおばあさんもいる。平和が有難い。


グリーティングカード、ありがとうございます。(734) 投稿日:2005年1月8日<土>22時58分
かおるさん、こんばんは。
新年の挨拶をメールにていただき、ありがとうございました。
ますます寒くなってきていますが、体調はいかがですか?

こちらは、新年早々の風邪でパソコンの前にも座れず。
プレコールをいっぱい飲みました・・・。
なにせ、病院に行くとそれだけで病気をもらいそうで・・・。
あなおそろしや。
今年も、よろしくお願いいたしますね

寒いですね■かおる(735) 投稿日:2005年1月9日<日>09時05分/女性
新年早々それはそれは、お気の毒に。でも年末にどうしても無理をするから、そういう人結構居るんです。気が緩むとやられちゃうんですよね。元気だった私も、3連休だ〜と思ったとたんに、喉の痛み感じている次第。

風邪薬、昔、CMを見て「○○ちゃんのやっているの頂戴」といって買いに来た人が居ましたよ。中身は大して変わらないのに、人によって相性があるらしく、絶対□ブロンと言う人も居るし、色々です。プレコールも人気あります。眠くならなかったですか?これも人によって色々で、薬の効き方に違いがあるのに驚きます。病院に行くと病気になりそう・・・確かに。でもそういうところで働きたいと高校生の頃思った。何でだろう♪何でだろう♪ 今では不思議です。

「今朝は、冷たいなぁ」と犬の散歩のおじさん同士が語らっていました。凍りつくような空気の中での日の出のまばゆさは素晴らしかったですよ。今日、明日は寒さが強そう。充分暖かくして又ぶり返すことの無いようにご注意くださいね。どうぞお大事に。


棚の上には■かおる(736) 投稿日:2005年1月10日<月>16時53分/女性
「これは、自分を棚に上げての話だけれど、」と私が言った瞬間、棚の上から頭の上に、紙の塊が落ちてきた。私が、後ろにある棚に何度ももたれていたので、その上に無造作に積み重ねられていたボール紙が、揺れて耐え切れなくなったらしい。あまりのタイミングのよさに、皆吹き出した。

あんまり棚に上げてばかりいても、限度というものがあるよとの、棚の上からのカミのありがたい警告だったのだろうか。


どこかで見た顔■かおる(737) 投稿日:2005年1月11日<火>22時26分
人の名前は覚えにくいが、顔は良く覚えている方である。「どっかで見た顔だな〜」と思うことがしばしばある。特に大津で長い間生きているから、知り合いも多いが、地域独特の顔つきというものがあり、必要以上に親近感を覚えたりする。すぐに思い出せる場合はともかく、確かにこの顔には見覚えがあると分かっているのに、どこであったのか思い出せないと、気になって仕方が無い。便秘が治らないようなもどかしさである。

どこかのスーパーでだったろうか、話した事は無い筈という顔に出くわしたのは、元旦のことだった。解決のつかないまま数日、またこの人物に遭遇した。どうしてもこの問題点を解決したいと急き立てる気持ちが、私のなけなしの理性を押しつぶした。話しかけると、すぐにわかって、もう昔からの知り合いのような気持ちになる。こういう私を社交的という人も居れば、積極的という人もいて、目立ちたがりという人さえ居るが、今も私は、幼い頃同様に、すごい恥ずかしがり屋だと思っている。でも、それを信じられる人は、近年、私を含めて徐々になくなりつつある。


Re:どこかで見た顔pure(738) かおるさんへ 投稿日:2005年1月12日<水>00時24分
>どうしてもこの問題点を解決したいと急き立てる気持ちが、私のなけなしの理性を押しつぶした。
 これこれ、っていう感じだよー。知らない人についていったらいけませんどころか、知らない(?)人に声をかけたんですか。。。
 でもこういう話ってきになるなぁ、で、結局この人は誰やったんですか?

 ボクは人の顔と名前を覚える能力がほとんどゼロなもので、信じられない気分です。
 ひどい時には人と話している最中に自分の世界にトリップしてしまって、人の話を聞いていないときがあります。ま、これはちょっと普通じゃないでしょうが。^^;

続・どこかで見た顔■かおる(739) 投稿日:2005年1月12日<水>22時07分/女性
なーんだと言われそうだけれど、どうしても聞きたい? 実は彼女は、私がいつも行く、温泉でアルバイトをしているおばさんだったんです。お互い初詣の顔をしているから、どうしても思い出せなかった。話したことが無いのは分かっている。でも顔を知っている。スーパーのレジの人かなとか、西武の人かなとか、引っかかった気持ちの行き場が無かった。
ばったり再会したのはどこだと思う?ユニホーム姿の仕事中ではなく、露天風呂の中。パートの人はたくさん居るのに、良くぞ分かったと、自分を褒めてやりたい。このようにして、二人はすっかり仲良しになってしまったのでした。

こんな話もある。6年程前、古い家並の間の細い近道を、自転車で全速力で通り抜けていた。言うまでも無いが、私は急いでいたのだ。向こうから歩いて来た、見知らぬ二人連れのおばさんの一人が、すれ違いざまに、大声で私の名を呼んだ。仕方なく止まってきょとんとしていると、「○○さんやね。」「はい。」「お姉さん元気?」私にはお姉さんなどいない。そこで私が別人と分かったらしいが、なおも、「よ〜お、似たはる。」この近辺には、私と良く似た、かおるさんが他にも居るのだ。こういう事が、起こり得るのが大津という町であり、起こし得るのが大津人なのである。


油断風邪■かおる(740) 投稿日:2005年1月13日<木>22時05分/女性
実は、また風邪だ。3連休だーぁー、と久々の予定の無い休みを喜んだのも束の間。金曜の夜から、喉が痛くなった。年末年始の緊張が緩んだからと、原因は分かっている。油断風邪である。結局1日半ほど、損をした。調剤薬局ではまだ、年末年始モードの忙しさが、ビリビリと収束に向かいながら続いている。休んでなんぞ居られない。インフルエンザが近づいているという噂は、聞かないが、お腹の調子を悪くした人が増えている。ただの食べすぎ飲みすぎと思っていたが、そうではない人も居るのだろうか。ノロウィルスに引っかかった、のろまが。ウィルスは、乾燥を好むので、念のため、冬はドライサウナはやめてミストサウナばかりにするほど慎重な私である。突然沸騰した、ノロウィルス騒ぎ。手洗い、うがいがまず大事です。栄養のバランスの良い食生活と笑いのある生活で、免疫力を強化し、病気を遠ざけましょう。私の反省を込めて・・・・。

試験の朝■かおる(741) 投稿日:2005年1月15日<土>09時05分/女性
朝、いつに無く、マンションの階段に人の気配がする。慌てて降りてくる様子である。前にはエンジンのかかった外車が・・・。ナンダ、なんだ。大人の男性と、私と同じ高校の制服姿の娘の二人である。手には、小さなメモの紙切れ。そうだ、今日はセンター試験なのだ。

私が受けるのではないからと、昨日も、いつもどおりパートに来ている人が二人居た。もし私だったら、居てもたってもいられないとパートを休んで、家に居るか、あるいは、あちこちの神社仏閣に入学祈願のツアーしているか。でもそういうのは結構子どもにとって負担だったりするのだろう。もう自分の受験時のことなどすっかり忘れている。受験生はジコチューの塊だから、そのとき親が何を考え、何をして、何を言ったか全く記憶に無い。いくら相手のことを思っても、何処までが親切で何処からが迷惑なのかを知る事は難しい。たいていの親は、子は自分と同じ様に考えて同じように行動すると思っていないか。その上、ご丁寧に子どもに必要以上に距離を置いて接している親達も増えているような気がする。感心したり、驚いたり、ひそかに怒ったりしている昨今である。

親子の真剣なまなざしと全身にあふれる緊張感が、ちょっと心地よい朝であった。


素敵になった〜♪■かおる(
卒業以来という人は、遠くから見て、しばし考えるか、降参して、「あの人誰?」と横の人にからひそかに情報を得るか、ゲームみたいな楽しみが、最近の同窓会にはあるようになった。「孫が出来ました。」、「おじいになったで」と安堵感を漂わせながら、眼を細めて、言う人がチラホラでてきた。そこに行くまでに間のある人は、犬をかわいがっている。私は今も、今をカリカリと生きている。私の小学校は、たいていの人が同じ中学に行くので、まとめて同窓会がある。小学校は「い」「ろ」「は」だったが、中学校は「A」「B」「C」の三クラスだった。私はB組だったので、近況報告のとき、「3年B組の杉田かおるです。」と自己紹介しておいた。「それ、なんや」という人もいたが、一部では、拍手がわき起こった。いつまで続く、負け犬人生。髪の毛が白くなったり、少なくなったり、眼が見えにくくなったりと身体の面で、若者に負けたとき、初めて、若者に勝てるだけの人間の質が表に出来るものだろうか。 なごり雪≠フ旋律で、さあ皆さんご一緒に、♪以前より、みんな、やさしくなった。昔より、ずーっと、素敵になったぁ〜♪。

 

「父は100歳になってもまだやりたいことが次々でてきていたと思う。」と先般63歳の若さで急逝した、漢方の師匠のお嬢さんが言っていた。生き方は性格の一部なのだと思う。


飲んでますか?■かおる(743) 投稿日:2005年1月18日<火>22時40分/女性
「実は一週間分のうち、4日ほどは捨ててんのどす。」お年寄りの中でも、こういう言い方をする人は大津にも少なくなったが、やっぱりあった。全部の患者さんが、薬をきっちり忘れずに服用いているとは、我々も思っていない。しかし、長い付き合いでも、本音を漏らしてくれる人は少ない。この人は、定期的に、膝や肩に注射をしてもらっていて、その関連の副作用が出ているようなのだが、その上、薬を飲むともっと悪いかもしれないとか、薬がもしかしたらきつすぎるかもしれないと、素人判断で捨てていたという。ちゃんと飲んでくださいねというのが、我々の仕事で、そういう状態をコンプライアンスが悪いといい、少しでも良くするのが使命である。

薬の効き方は人によって違い、たとえば、アレルギー性鼻炎に使う薬の副作用の眠気は、意識する人としない人の差が非常に大きい。身体に現れる微妙な変化がわかるのは、やはり本人で、これが悪いのではという勘も、まんざら無視する気にはなれない。誰もが、ドクターに対して平身低頭する時代ではなくなってきたが、「飲んでますか?」、「はい」と従順な振りして、まんまと専門職を騙す賢い患者さんの本音を聞けるように、薬剤師の日々の努力が求められる。

と分かっていても、日々の生活に追われてままならぬと、言い訳に余念の無い私であった。


美味しいコーヒーのために■かおる(744) 投稿日:2005年1月19日<水>21時58分/女性
コーヒーメーカーのずらり並んだ棚の前で、途方にくれていた。すると「こんなようけ並んでたら、どれ買うたらええかわからへんナ。」と私の心が声になって聞こえた。いえ、隣で同じようにたたずんでいるおじさんの声だった。先日は適当なものが無かったので、違う家電ショップに物色に行ったのである。こういう事になるだろうと、私は前夜に入念にインターネットでチェックしておいた。だから、ネットで見た絵の商品を探して、その質感を確かめればよかった。私が買おうと思ったものは、第二位の人気商品だった。エスプレッソやカプチーノが出来る大型の高価な商品もあったが、エスプレッソはイタリアで一人用のを買って来たので、必要ない。聞かれもしないのに、そのおじさんに、昨日調べた薀蓄を傾け、二人で、第三位のありかを見つけた。おじさんは、「そらこれがええな」とミル付のを見ていたが、「やっぱり安いのんでエエワ。」と第二位のを持ってレジに消えた。
美味しく入れられるのがほしいのだが、試飲する事はできない。今回はデザインを重視するつもりだったので、かさばる第二位を前にひとしきり悩んだ。でも私もおじさんと同じのを手にした。

以前友人の家で、喫茶店をしている人が、その家の器具で、お湯を注ぎながら目の前で、淹れてくれたコーヒーは際立って美味しかった。技術の差はあるのである。だからちょっと悩んだのだが・・・・、
帰宅後、早速新しい器具でコーヒーを淹れてみた。やっぱり最新のすっきり小さな、かっこいいのにすれば良かった。私の達した結論とは、「コーヒー豆と水を吟味する事の方が断然重要である」という当たり前のことであったからである。


来た!うちの職場にも■かおる(745) 投稿日:2005年1月21日<金>22時35分/女性
ついに、同じ職場の薬剤師にも「おれおれ詐欺」が来た。調剤過誤があり、それが大問題になっているという。なぜその人がその日、仕事をしていると分かったのか、それが最大の疑問ではあるのだが、留守番をしていたご主人が電話に出ると、電話口の向こうで女の人が泣いているのだそうだ。仲間の「今院長が掛け合っている。」という言葉から、怪しいとわかり、すぐに仕事中の薬局に電話し、ウソだと分かったという。そんな女々しい女などいない薬剤師の世界の真実を知らない事と、次々と新しい『騙し』の手口を考えつく「おれおれ」達の技には感心する。ウソが許されない、創造力とは無縁の世界にいる薬剤師は、このような世界とも無縁である事は想像に難くない。

転居のお知らせpure(746) 投稿日:2005年1月22日<土>09時09分/大阪府/男性
「このたびホームページの移転を行います。
 
 えー、その理由は・・・、深い意味などありません。

  ただというのにつられて、です。

 今までのサーバーでの無料の10MB分は要らんことを一杯書きまくったため、いつの間にか使い果たしてしまいました。しょうことなしに、有料で増設しましたが『ただで50MBまでいける』というキャッチコピーにコロリとまけてしましました。


 知らない人について行ったらダメですよ、などと今日びの子供達は教えられているようですが・・・、ボクはただにつられてついて行ってしまいました。

 ヤフーの水心についお魚になってしまいました。

 ということで、今後ともよろしくお願いいたします。m(_"_)m
http://www.geocities.jp/mrpure49/

Re:転居のお知らせ■かおる(747) pureさんへ 投稿日:2005年1月23日<日>10時16分/女性
> このたびホームページの移転を行います。

pureさん お引越しされましたか。URL書き換えました。実は、私も迷っているところです。OCNのADSLの到着があまりに遅いので、もうちょっとで、Yahooに乗り換えそうだった第一回目の危機を何とか乗り越え、ただいま第二回目の危機、10MBオーバーとなっています。よりスリムで、無駄の無い、美しい、見やすいHPを等と思いながら、古いコンテンツを引き摺り下ろし、その場をしのいでいます。所詮この世界、シュミというかジョウダンというか、生活がかかっているのは、別の分野だから、ずるずると今に至っています。どこにしようか、調べたり、決めたりを面倒がっているのは、やっぱり本物のおばさんの証拠。でも、少し前、若い人が多い職場で、色々聞けると期待したら、私が一番知っていたなんて環境だからねぇ。『ただで50MBまでいける』これは魅力的ですね。フゥーーーーッ。どうしよう。

バーゲンだ■かおる(748) 投稿日:2005年1月24日<月>22時22分/女性
「バーゲンの嵐の中、今年は少しスリムになったので、楽しみが増えた。ついフラフラと、あちこちのセールに「見るだけ」のつもりで踏み込む。気がつくといつの間にか、なにがしかの手荷物が増えている。
前にチラと見てほしいと思っていたリュックが、プライスダウン。大きさ、色、値段、雰囲気、使い道等が「これだ」という品物に遭遇する事は稀である。「買え!」という指令が電流となって流れる。やっぱりちょっと派手かなと思って、念のために、「これ、子供用ですか?」と尋ねると、「いいえ。おいくつぐらいの方ですか?」と聞かれる。とっさに、「35.6歳」私は誰の歳を言っているのだ。深層心理で、35.6歳のつもりなのだろうか。「じゃ大丈夫です。」なら、いくつからダメなのか、なんて屁理屈は言わないで、「ください。」、「ご家庭用ですか?」私が使うのだ。もう見破られている。つじつま合わせのために、うそはバレバレなのに、誰にもあげるもんかと思いながら、「プレゼントです。」丁寧に、リボンまでつけて貰った。「今年頑張った私にご褒美」とお歳暮の折にキャッチコピーがあって「騙されるまいぞ」、と頑張っていたのに。固い決意はガラガラと音を立てて崩れていく。ほくそえんで、獲物が入った折り目も伸びていない、紙袋を持つ右手の指先には心なしか力が入っていた。「頑張っている私にプレゼント!」

くしゃくしゃ■かおる(749) 投稿日:2005年1月26日<水>21時48分/女性
くしゃくしゃになった新千円札が増えてきた。あの新札出現の興奮はどこに行ったのか。新旧入り混じったお札の中に、最新の地位を譲った、二千円札も時々見られる。支払いに二千円札を混ぜて使うと、お札の真偽を確かめる癖がついているのか、二千円札の裏表を丹念に確認している。まだ二千円の偽札のニュースは聞かないが、私もお釣りに混じっていたときに、外人さんのように、表と裏をひっくり返し眺めた。新しい情報もこんな風に日々古びていくのか。私達も日々くしゃくしゃになっていくのか。時々命の洗濯して、くしゃくしゃになった心、アイロンでピンと伸ばしたい。

大型TV■かおる(750) 投稿日:2005年1月28日<金>21時24分/女性
大型TVの売れ行きが好調らしい。2年ばかり前、家電店にふらりと入ると、暇そうな店員さんが居て、調度いい事に私も暇だったので、フラットTVとプラズマTVと液晶TVの説明を一通りしてもらった。何せ物が大きいので、閑散とした店内をあっちに行ったりこっちに来たり大変だった。大型TVはほしいのだが、あいにく小さな財政、「またね」と引き上げた。

私の小さなTVの画面が最近イヤにザラザラして見えるのが気になっていたが、あまり見ないので放置していた。視力が落ちたこともあろうが、何かおかしいと背面を触ったら、全く見えなくなってしまった。アンテナから来る線が、上手く止まっていなくて外れてしまったのだ。先端をきれいに整え、きちんと差し込むと、なーんだ、我がTVが、まるで液晶みたいに綺麗に見えるではないか。

もし、大画面が手に入って、「私があまりTVを見ないのは、画面が小さかったからだ。」なんて大発見があり、ただでさえ時間を食うPCと両立出来ずに、時間が足りなくなる、なんて事も起こりうる。やがてデジタル放送になる事は分かっている。でも大津にはまだまだ。今は、大きなTVをほしがらない事だ。個人消費のグラフの伸びにそうそう協力してばかりはいられない。


日常が戻った■かおる(751) 投稿日:2005年1月30日<日>08時15分/女性
もう、1月が終る。なんでこんなに速いの???? 寒かったり、暖かかったりだが、最近調剤薬局を訪れる患者さんは少ない。おじいさん、おばあさんが、皆誘い合わせて、行きたくなるようなイベントを近くでやっているのではないかとジョウダンが言いたくなるような、日もあった。年末年始の混雑に比べるから、そう感じるのかもしれない。何の事は無い、日常が戻ったのである。ちょっと顔を見ないなと思っていると、入院していたという人も多い。人の不幸を糧とする、因果な商売である。元気になって、薬屋と縁がなくなるのならいいが、人の健康に寄与していると思えば、うれしい商売である。

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