1903年
(明治36年) |
10月 |
医師で芸術にも造詣が深い父・富蔵と、旧家出身の母・ヒロのもと、兄二人の下で長女として、新潟県・新井市に生まれる。深い夕樹をイメージした「深雪」と命名される |
1908年
(明治41年) |
10月 |
母が病死 |
1909年
(明治42年) |
3月 |
朝鮮平壌に同仁病院をたてて再婚した父の元に移住 |
1924年
(大正13年) |
3月 |
旧制平壌高等女学校卒業後、両親のもとを離れ二人の兄と東京で生活 |
1926年
(昭和元年) |
2月 |
外務省に勤める夫と結婚。夫の赴任に従ってシカゴへ |
1928年
(昭和 3年) |
8月 |
長女(倫子)誕生 |
1929年
(昭和 4年) |
9月
11月 |
サンフランシスコから帰国
インド・カルカッタへ |
1930年
(昭和 5年) |
9月 |
長男(雄一)誕生 |
1934年
(昭和 9年) |
9月 |
インドから帰国 |
1936年
(昭和11年) |
4月
12月 |
ロンドンへ
ロンドンから帰国 |
1941年
(昭和16年) |
3月 |
インドのカルカッタに二度目の赴任。開戦後ヒマラヤ中腹のムッフリーで約十ヶ月の収容所生活を送る |
1943年
(昭和18年) |
9月 |
ポンペイ、アフリカのモザンビークを経由して交換船で帰国 |
1945年
(昭和20年) |
5月
11月 |
戦災により住居を焼失、埼玉県川口市の夫の実家へ疎開
焼け跡の仮住まいでガウンの裾を切ってコクリコを制作。飯田深雪アートフラワーの始まり |
1948年
(昭和23年) |
4月 |
自宅で知人の子女等を対象に料理の講習を開始。間もなく造花の講習も。後に自らの造花をアートフラワーと命名 |
1952年
(昭和27年) |
7月
11月 |
雄鶏社から『野菜を主にした家庭料理』を出版、最初の料理の著書。続けて7冊出版
東京・日本橋の柳家で「装飾造花展」。『毎日グラフ』に紹介されて反響 |
1953年
(昭和28年) |
10月 |
生活研究社から『フラワーアクセサリー装飾造花』を出版、最初のアートフラワーの著書 |
1954年
(昭和29年) |
7月
11月 |
NHKテレビ『ホームライブラリー』に「新しい造花」で出演
雄鶏社から豪華本『洋風家庭料理』を出版 |
1960年
(昭和35年) |
8月 |
戦後初めて、欧米各地に視察旅行(以来、定期的に継続) |
1962年
(昭和37年) |
10月 |
徳間書店から『マナーのすべて』を出版、最初のマナーの著書 |
1964年
(昭和39年) |
12月 |
株式会社「深雪スタジオ」設立 |
1965年
(昭和40年) |
4月 |
東京・新宿の京王百貨店でアートフラワー展(第一回京王展)を開催。行こう1985年の第21回京王展まで毎年開催 |
1967年
(昭和42年) |
7月 |
カナダ・バンクーバーの万国博覧会で日本館にアートフラワーを飾る |
1970年
(昭和45年) |
8月 |
東京・日比谷の日生劇場で公演の、バレエ『眠りの森の美女』の舞台美術及び衣装を担当 |
1971年
(昭和46年) |
3月
11月 |
講談社インターナショナルから英語版『The
Art of Handmade Flowers』を発行、引き続きドイツ語版も
講談社から『テーブルセッティング』を出版 |
1973年
(昭和48年) |
6月
10月 |
卒業生の親睦の会「深雪会」が、料理・アートフラワー合同で発足。東京・四谷のホテル・ニューオータニで発会式
ハワイ・ホノルルのシェットランドホテルで海外初のアートフラワー展を開催 |
1975年
(昭和50年) |
2月
3月
5月
11月 |
東京・上野の東京文化会館で公演の、オペラ『蝶々夫人』の舞台装置を担当
台湾・台北と台南でアートフラワーの講習。これを機に中華民国芸術造花研究会が発足
英国エリザベス女王来日に際し、東京赤坂迎賓館にアートフラワーを飾る(以来、現在も継続)
勲五等宝冠章を受勲。東京・虎ノ門のホテルオークラで「受勲感謝の会」 |
1976年
(昭和51年) |
9月 |
来日のトリュドー・カナダ首相から迎賓館のアートフラワーを讃え、メダルを贈られる |
1977年
(昭和52年) |
1月 |
「ラ・シェーヌ・ド・ロティスール」からメダルを贈られる
講談社から『美しく住む』を出版 |
1978年
(昭和53年) |
10月 |
フランスの「ロカマドゥール」および「ボルドー・ワイン協会」からそれそれ表彰状とメダルを贈られる |
1979年
(昭和54年) |
5月 |
モナコ国立展示場でアートフラワー展を開催。グレース王妃夫妻後援 |
1981年
(昭和56年) |
3月
6月
10月
|
海竜社から『偽らざる心の歩み』を出版。最初のエッセイの著書
パリ・ブローニュのバガテル庭園内オランジェリーで、「飯田深雪 花の芸術展」駐仏日本大使館及びシラク・パリ市長が後援
飯田深雪・倫子、シラク・パリ市長から「パリ栄誉賞」を贈られる |
1983年
(昭和58年) |
1月
10月
11月 |
中曽根首相夫人が、米国レーガン大統領夫人への贈り物としてアートフラワーを携行。飯田倫子、同行して大統領官邸に飾り付け
飯田深雪・倫子、訪台し台湾政府から「社会服務賞」を贈られる
飯田深雪、フランス政府から芸術文化勲章「シュバリエ章」を受勲
|
1984年
(昭和59年) |
4月 |
深雪スタジオで国際セミナー開催 |
1985年
(昭和60年) |
6月 |
オランダ・アムステルダム郊外のシンガー美術館で、「飯田深雪・倫子 花の芸術展」 |
1987年
(昭和62年) |
2月 |
東京・新宿の京王百貨店で「スタジオ開講40周年記念飯田深雪・倫子作品展」。名古屋、大阪、福岡。札幌を巡回 |
1989年
(平成元年) |
12月 |
「ラ・シェーヌ・ド・ロティスール」日本支部の会長に推挙される |
1992年
(平成 4年) |
10月 |
フランス政府から、さらに芸術文化勲章「オフィシェ章」受勲 |
1993年
(平成 5年) |
1月 |
東京・小石川の東京ドームで開催の読売新聞社など主催「テーブルウェア・フェスティバル」に招待出展(以来、現在まで毎年出展) |
1994年
(平成 6年) |
10月 |
東京・日本橋の高島屋で、朝日新聞社の主催による「飯田深雪・倫子展 アートフラワー・ファンタジー」。大阪、名古屋。福岡、仙台、京都、神戸、横浜を巡回 |
1996年
(平成 8年) |
5月
10月 |
韓国政府に招かれ、ロッテホテルにおいて梨花女子大学卒業生に講演
飯田深雪・倫子、国賓で来日のパオラ・ベルギー王妃に拝謁 |
1997年
(平成 9年) |
10月 |
飯田深雪、「第九回ルィーズ・ポメリー賞」を贈られる |
1998年
(平成10年) |
1月
4月 |
NHK料理番組40周年の記念番組に出演
深雪スタジオで現代教育セミナー開講 |
1999年
(平成11年) |
5月 |
東京・銀座の松屋で深雪スタジオ開講50周年記念展「アートフラワーシンフォニー飯田深雪・倫子展」開催。福岡、名古屋、大阪を巡回。NHK出版、深雪スタジオ共催、フランス大使館、NHKエデュケーショナル、NHK厚生文化事業団後援、北澤美術館協力、ヤマハ葛ヲ賛 |
2000年
(平成12年) |
6月 |
6月4日〜7月2日、ドイツデュッセルドルフ市ゲーテ博物館で『日独アートフラワーアレンジメント展〜バラの季節〜』開催、倫子および高弟の作品をドイツのフローリストがアレンジ |