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春爛漫のびわ湖疎水

 
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満開の琵琶疎水の桜並木  (2003/3/31) 2003/3/17の同じ疎水へ

山腹の三井寺観音堂は、桜の陰に隠れている。三井寺観音堂遠景大画像へ

上の風景の反対側には、やはり満開の桜が、疎水に影を落としている。ここは琵琶湖の水の取り込み口にで、桜の木の間隠れに、琵琶湖が見える
【琵琶湖疎水】
明治2年計画、5年の歳月をかけて23年(1890)に完成。工事に当たった29歳の若き技師田辺朔郎の名はあまりにも有名である。大津と京都蹴上を結ぶ全長9qを掘削し、物資運搬、飲料水、農業用水などの利用が目的だった。中でも2.4qの長等山トンネルは岩盤が固く、最大の難関だった。当時発展途上国だった日本では、セメントもダイナマイトも輸入品。日本人の手のみで完成された事は、当時、世界中を驚かせたと言う。内側に使用されたレンガは1千万個で、山科御陵に登り窯式のレンガ工場を作り生産され、それぞれに刻印が押されている。


各トンネルの出入り口には、明治政府の要人達の揮毫になる額が掲げられている。長等トンネルの入り口には、伊藤博文の『気象万千』が凹型で、出口には山県有朋の『廓其有容』(かくとしてそれかたちあり):悠然とした疎水の広がりは大きな人間の器量を現している の額が凸型で掲げられていると言うが、近寄って見る事は難しい。

昔、船に乗って、疎水のトンネルを行ったと祖母に聞いたことがあるが、桜の咲き乱れる、山科の疎水をそのときのように、船から眺められると素晴らしいであろうが、今はトンネル内での、落下の危険から、行われていないのが残念である。

 

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【L.U】2005.04.14