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■ 唐崎神社 Karasakijinja■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
日吉大社摂社
日吉大社の古記によると舒明天皇6年(663)琴御館宇志丸宿弥(ことのみたちうしまろのすくね)がこの地に居住して「唐崎」と名づけた。彼の妻で現在の祭神である女別當命(わけすきひめのみこと)がこの地に松を植えて、持統天皇の頃(697)に創建された。
天智天皇が、675年3月に行幸の折、この沖合いの船中で、粟飯を召し上がり大変喜ばれた。これが日吉山王祭の神事「粟津の御供」として、残されている。
古来、七瀬之祓いの一処として、朝廷の夏越の祓い(7月28・29日)をはじめ国の大事に当たっての、祓いを行う場所であった。
古くは唐崎神社は、女別当社と別称し、女人の信仰が極めて篤く遠近の婦人の参拝が多かった。特に婦人病、下の病に著しい霊験があるとのことである。
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[唐崎の松]----滋賀県指定文化財名勝 雨模様の秋の午後
初代の松は、天正9年(1581)の大風によって倒れ、
二代目は、大津城主新庄駿河守直頼によって天正19年に植えられた。
東西72m、南北86m、幹の太さ9m、高さ10mと伝えられる。この松は、大正10年枯倒、現在の松はその実生で三代目である。巨大な松は、常は訪れる人もまばらな、琵琶湖に突き出た土地に唐崎神社を従えるようにそびえ、その優美な姿を水に映している。
[古歌]いにしえより数々の歌に詠まれている。近江八景『唐崎の夜雨』として有名。
さざ波の志賀の唐崎さきくあれど大宮人の船まちかねつ--万葉集--柿本人麻呂よる波のいつつの色は緑なる松にも残るしがの唐崎--新千載集--慈円
唐崎の松は扇の要にて漕ぎ行く船は墨絵なりけり--古今集--紀貫之
唐崎の松は花より朧(おぼろ)にて--野ざらし紀行--芭蕉
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夏越の祓い・茅の輪くぐり・湖上御火焚き神事・湯神楽神事
みたらし団子 ●-●-●-○---
みたらし団子のルーツとも言われる。竹串に青、黄、赤、白の米だんごが小さくつけられ、三本一組で授与される。各家庭の門口につけ病魔退散、清祓の効果ありと言う。黒の団子がついて無いのは、年中「苦労(黒)が無い」と言う意味のある楽しい団子。これとは別に、例祭(4/28、10/28、7/28,29)には、神饌として大きなみたらし団子が供えられる。
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神社の鳥居前あるみたらし団子♂ョの「寺田」は、普通の民家のようで、閉まっているときもあるが、勇気を出して、戸を開けてみよう。その場で焼いもらって食べる熱々のみたらし団子は最高。お持ち帰りも可。
【唐崎神社配布資料より抜粋】
【L.U】03.07.09唐崎神社社務所:大津市唐崎1-7-1( 077-579-8961)
日吉大社社務所:大津市坂本5-1-1( 077-578-0009)
JR湖西線「唐崎駅下車10分、国道161号線沿琵琶湖畔
京阪バス、江若バス「唐崎」下車すぐ前。