『談話室』 総集編   12月分 (▼01/12/01〜 01/12/31)    
   

今年の一番「グル鍋」 ■かおる(422) 投稿日:2001年12月31日<月>00時19分
今年は、久々に薬剤師に復帰して働き通した一年だった。今年も『渡る世間天気予報』は、「一年中鬼、所によって仏、降鬼確率99%、お出かけには金棒が必要です。」なのに、つい金棒を忘れて出かけて結局ぼろぼろ。強力に支えてくれたのは、昔からの友人達、新しくHPで知り合ったネット友達、そして"Zimmer"をクリックしてくれるあなた。

ウィルスの来訪、とらばーゆ、ご対面と色々あったが、一番は、「グル鍋」。インターネットで予約して行った京料理店。お弁当食べたのに、「グル鍋」ですね。とレジで言われて、「私の食べたあれ、お鍋!?」と顔面蒼白。押し問答の末、実は「グルメナビゲーション」略して「ぐる・なび」と判明。六盛の手桶弁当をこんな風に予約すると5%OFFになるというお得なお話。でももし、グルメの食べるお鍋「グル鍋」があったら食べてみたいと切に思う今日この頃。フォアグラとかトリフなんか入っていたりして。

相変わらずこんなことを繰り返し、過ぎた一年でした。このところ、仕事の疲れで、更新がままならない状態にもかかわらず、たびたびお越しいただいて、厚く厚くお礼申し上げます。皆様どうか良いお年をお迎えください。年賀状まだかけてない。どうしよう。


歓びの歌 ■かおる(421) 投稿日:2001年12月30日<日>00時56分/女性
あちこちで、「第九」が歌われているようだが、私の最初の記憶は、小学校の低学年の頃の事。なぜか教会の日曜学校で賛美歌としてだったような気がする。そのとき、「この歌は今まで知っている歌の中で一番素敵な歌だ。」と確信した。魂を揺さぶられたとでも言えばいいのか。籐の寝台の上で必死で歌っている情景を簡単に思い出せるから、きっと夏の出来事だったろう。それが、ベートーベンの第九交響曲の「歓びの歌」であると知ったのは随分経ってからだが、今も思いは変わりなく、私の一番好きな、一番大切な歌だ。だから合唱を聞きに行くことも、参加することにも慎重になる。まして「第九をドイツで歌おう」ツアーなんて・・・。
あなたにそして私にも歓びに満ちた、明るい来年が来ることを願ってやまない。

ぜんたーい、休め! ■かおる(420) 投稿日:2001年12月29日<土>08時10分/女性
特に何も前日と変るわけではないが、昨日は「仕事納め」。「病気納め」のあるはずも無く、医療関係は休むほうがおこがましい。しかし、この暮れの物凄い忙しさで、私もへとへとだった。頭痛と胃痛も抱えながら、本当に良い仕事が出来ただろうか?

より質の高い良い仕事を常に世の中に提供するためには、何とかやりくりして、休むことも労働者のあるいは人間の義務なのではなかろうか? 休みっぱなしで仕事もない人、働いても、満足な収入も得られない人もいるご時世に「仕事と心中するのも楽しからずや。」と言える人は、かなり幸せ。でもどんな仕事であろうと世間様のお役に立っているのならそんなこと言うのは無責任。良い仕事を長く続けるために、皆さん休みましょう!

今日はともかく私は、休める事が嬉しくて、飛び上がりそう。「そんなにスリムになったの、一体何kg?」は勘弁してね。

今朝は、"Zimmer"の4000番ゲット。だから何なの? 何も前日と変るわけではない。でも嬉しい。これは私にとって久々の快挙。いつも見ていただいて、皆さんありがとう!


おばちゃんの顔 ■かおる(419) 投稿日:2001年12月28日<金>18時08分/女性
「おばちやん」と蜂蜜のような粘っこさで、幼い子供が私を呼ぶことがある。彼女は間違ってはいないのだが、十把一絡げで「おばちゃん」の人種に入れられてしまうのがどうも、気に入らなかった。「私はあんたの様な姪はいない」とか、「そういう一般名称で呼ばれたくないの、かおるさんと呼んで。」とここまで出ても、年端も行かないガキに理解できるはずもない。いつも黙って抵抗せずにニコニコしていた。

もう一つ、私の定義するところの「おばさん」は、世間の荒波にもしっかり砕け、それでも諸行無常を飛び越えて、メッチャ中身が濃いのに、学術用語は駆使せず、さらさらと普段着で人生を語れる。そんな人だから、私はまだ、そこまで行けていないとも思っていた。

そういうどっちつかずの私、最近、「お見事!!」と言えるほどに、電車の窓ガラスで見ると十把一絡げの「おばちゃん」なのだ。髪を切った、そればかりでもない。

国連の難民高等弁務官だった緒方貞子さんは、「おばちゃん」だろうか、犬飼道子さんは、岩波ホールの高野悦子さんは、黒柳徹子は、アグネス・チャンは「おばちゃん」だろうか。歳末商戦真っ只中のデパートで、暇そうに立って、生気のない視線を落としていたおばちゃんは店員さんだ。いや店員さんが「おばちゃん」だ。茶髪の中にも、ルーズソックスにも「おばちゃん」はいる。

自分の意志で動きその責任をとって、生きている人。世間に流されるままでは、我慢できない人。自分の言葉で、自分の心を過不足なく言える人。矢面に立つ人。絶望と希望を分別できる人。そしてあくまで優しい人。そんな人は「おばちゃん」ではない。私は今、そのどれでもない。昔、私が「おばちゃん」を無視できなかったのは、多少なりとも、このように生きたいと思っていたからか。今の職場環境に慣れ体力が戻ったら、少しは望みが出てくるのか、あるいは、おばちゃんになりきるのだろうか。それにしても「おばちゃん」は毎日眠い。

あまり考えたことがないが、「おじちゃん」の場合はどうなのだろう。ねえ「おじちゃん」。


若いやつ ■かおる(418) 投稿日:2001年12月27日<木>06時10分/女性
「今の若いやつは・・・」という言葉がよく似合う年になった。あの救いがたい無気力、無責任を誘発しているのが、職場環境でないとはいえないが、その殆どは、己に負うところが大きい。これを直してあげるのが、いくらか人生経験の多い我々の社会に対する務めかとも思うが、彼等と話そうとするだけで、言語障害に陥る。まず、「メッチャ」とか「好きくない」とか「見えへんくなった」(=見えなくなった)などを駆使し、しかも語尾を上げ、茶髪にし、ピアスをほどこさなければならないだろう。
しかし、昨日若いやつでも、普通の日本語が通ずるやつもいた。
メッチャ、ホッとした。

薬局の窓ガラス越しに 3 ■かおる(417) 投稿日:2001年12月26日<水>05時27分/女性
まぁー忙しい。病院の待合室には、人があふれている。「視線を感じる。痛い。」と一人が言っていた。そういうところが多いが、イスは全部、薬局の窓口のそう遠くないところに、我々の方を向いて座るように設置してある。我々は、金魚蜂の金魚。でもゆらゆらと優雅に泳いではいない。ぶつかりそうになって、つんのめりそうになって、働いている。大晦日の市場みたいな熱気が窓越しに伝わってくる。待ちくたびれて「どれくらい時間かかりますか、○○分のバスに乗りたいんですけど。」、「私の、簡単な湿布だけなんですけど・・・。」あるいは諦めて「明日取りにきます。」という人も・・・。従って残薬の山。こういう日の方が特異的だから、メンバーの数は当然不足。

帰って、眠るだけ。でも胃痛が復活。 もお、へとへとだあ〜!!


白いコート ■かおる(416) 投稿日:2001年12月25日<火>07時07分/女性
白は私の好きな色の一つだ。この冬も白いコートが並んで私を誘っている。白色のセーターやパンツやスカートは買った事があるが、唯一つ躊躇しているのは、白のコート。映画やテレビのさまざまなシーンでヒロインが着ていて何度も良いなと思い、欲しいと思ってきた。あるときは松田聖子がきれいな白のコートを着ていたと職場で話題になったことがあった。実際、もう買おうかと前を行ったり着たりしたコートもあった。試着したこともある。しかしどうしても買えない。なぜか、それは白のコートは仕事着だから。「松田聖子だって、白衣着て仕事しはったことがあったら、白のコートは絶対着はらへん。」これが我々女子薬剤師の一致した意見である。

電飾の木々たち ■かおる(415) 投稿日:2001年12月24日<月>08時59分/女性
壁や木々にほどこされた電飾がキラキラと夜空にきれいだが、安易に心を動かされないようにしている。感動は後が疲れる。しかも最近年中、このキラキラを彼等の意思とは関係なく、まとわされているケースがままある。人間が夜型の生活をするのは勝手だが、木々に夜のはずの時間を昼のつもりにさせるのは、かわいそうというもんだろう。そんなことを言いつつ、お正月の床の間に菊があるのは良い。これも実は長いこと照明をして、まだ昼は長いよとだまして、お正月に丁度咲くようにしたものだ。床の間でスター気取りで「遅めに咲くのも悪くないね。」と思っていてくれると良いんだけど。遅咲きにしても遅すぎた私。

情熱が当たった ■かおる(414) 投稿日:2001年12月23日<日>00時08分/女性
当たったって、食中毒じゃないよ。情熱のリキュール「Passoa」って知ってる? インターネットからの思いがけないX'masプレゼント。パッションフルーツのお酒なんだって。例によって睡用日してたら、「ピンポーン」嬉しかったね。開けるまで、応募したことも忘れていた程、気のないクリックの賜物。ボトル一本と、オリジナルグラス2個。味はまだ分からない。南国の味、私と一緒に味わって見たい方、どうぞお越しください。

大阪でのアナウンス■かおる(413) 投稿日:2001年12月22日<土>00時25分/女性

「今度は4月……。」私は元気なのに、また定期検診の予約を取り付けられた。このごろの病院は親切すぎて戸惑う。でも大阪の町は好きだから、気分転換にはもってこい。喜んで承諾した。街の銀杏はすっかり葉を落とし、寒景色に小雨がぱらつく。一方デパートは、プレゼントを選ぶ人々の活気がムンムン。聞き慣れたクリスマスソングの間に「・・・・・・・・・クリスマス(商戦の売上アップ)は、(デパートの)みんなを幸せにする魔法の季節・・・・・・。」とアナウンスが聞こえる。

また聞かれた。「大阪行く?大阪駅。」環状線に乗ろうとしているとアナウンスで「西九条からユニバーサル・・・・・」などと言うもんだから、おじさんは、これに乗れば関空経由で外国にでも行ってしまうのではないかと心配になったのだ、きっと。私はどうも隙だらけらしい。本当によく道を聞かれる。どこででも。

JR大阪駅のアナウンスが「ドアが閉まりまーす。」から「ドアを閉めまーす。」に変っていると、帰宅後ニュースで知ったが、全く気がつかなかった。あなたは気づいてた?

注) カッコ内は皆さんがよく理解できるように、勝手ながら、私が付け加えました。


あのソックスが侵入 ■かおる(412) 投稿日:2001年12月21日<金>00時03分/女性
病院の事務員がルーズソックスをはいている! もちろん女子高生のはいているような、ボリューム感はないし、スカートも膝丈と押さえ気味。見たのは一度ではない。だから、たまたまずっていたのではない。冷え性なのか? 病院のユニホームにソックスの決まりが無いのか? 年の頃は、22、3 もちろん茶髪。際立った特徴は、判で押し込んだような「おだいじに。」 「私はきれい。」と信じ切っているようなくりくりした大きな目は安達祐実を連想させる。私の深〜い人生経験は、彼女の"ジコチュー" の仕事振りを示唆する。一度履けば止められなくなる程、あのソックスは魅力的なのか? 私は大概何でもやってみたい方だが、まずミニスカートをはけるほど、足が細くも長くもまっすぐでも無い。自分の完成図を想像するだにいとわしい。

最近は、流行にきわめてうとい、私の出身高校の女の子もはいている。もう定番って感じ。日本全国これなんだろうか? 皆さんの地方ではどうですか? リポート聞きたい。


手作りの1.5錠 ■かおる(411) 投稿日:2001年12月20日<木>04時01分/女性
年末で薬局は毎日猛烈な忙しさだ。大抵の人が、3週間、4週間分の薬を持って帰る。こちらも疲れて苛苛して、集中力も落ちてくる。常は、起床時0.5錠、毎食後は1.5錠など処方する先生を、患者さんのことを細かく考えて、処方されているいい先生だと思っていても、それぞれがいつもの倍量ともなると、小数点のある処方は、手作りだからモー大変。まして、薬の含有量が1mgと5mgの二種類の錠剤があるのに、1mgを2.5錠と書いてあれば、5mgの0.5錠じゃなぜいけないのと、ぶつぶつも言いたくなる。そんなのが何枚も続くと「今度会ったら殴ってやる。」とでも言わねばやりきれない。「顔知ってるの?」と同僚が突っ込む。知るわけがない。

麻薬 ■かおる(410) 投稿日:2001年12月19日<水>01時13分
咳止めにとてもよく効くリン酸コデインの原末が麻薬だって知ってる?
麻薬が処方されると、ちょっと大変。
ほかにきつい薬はいくらもあるのに、薬が薬だけに、鍵のかかった金庫に仰々しくおさまっている。鍵を開けて、細かい色々な事項をもれなく記載して、使用した薬の数と残薬の数ときちっと合わせる。一錠でも違っていれば、『お上』が黙っちゃいない。緊張のあまり、喉は渇き、簡単な引き算が出来なくなる。もちろん麻薬専用の処方箋が来る。ガン末期の痛みには抜群の効果だという。一生使わないで生きていきたい。

「でも、その咳止め、飲んだことあるゾ。」と記憶力のいいあなた、処方されるものはごく薄いからご安心を。このところ風邪の患者さんが増えている。皆さんお大事に!!


通夜にて ■かおる(409) 投稿日:2001年12月18日<火>00時41分/女性
町の小さな映画館といった感じのホールでの先生の通夜に出席した。厳かな読経の声がひどく私を心地よくさせ、お香の匂いの中、凄く悲しいのにその悲しみを楽しむように「お葬式っていいな。私も私のお葬式したいな。」と椅子席なので足のしびれを気にすることも無く奇妙なことを考えていた。インドのクリシュナムル・T(宗教家あるいは哲学家)が言った
「あなた方は、幸せとならいつまでも一緒にいたいと思うでしょう。どうして不幸ともそうしないのですか。」
ってこれに近いかな等と。

ところが、故人の人望によって、つどう多くの友の中に、リハビリ専門医がいた。「人間は、失った機能を補完する機能が必ず発達する。マイナス思考にならずに希望をもつことだ。」と自分の体験と共に短く語る彼の言葉が、じわじわと私に暖かい攻撃をかけてきた。このところ、友人運が大ブレイクしている。
もう死んでいる、今さら自殺することもないと思っていたが、先生の死と向き合って、私は生きていると思った。一年前に悪性リンパ腫で今年2月迄といわれて、凛として今日まで生き延びた先生に「希望をもて!しっかり生きろ!」と言われているようだった。水野さんのおっしゃるとおり、本当に寂しい限り。
告別式は、今日18日12:00からだが、今日もこんな出会いが生まれることだろう。そして「来年の初盆に、追悼同窓会をしよう。」と言う人がきっと他にもいるであろう。

Re:Fair & Best水野 繁(408) かおるさんへ投稿日:2001年12月17日<月>21時56分/滋賀県/男性/52才
縁あって守山市で仕事をしていたとき、たまたまその恩師とご一緒したことが
ありました。中学校1年の時に担任してくださったのですが、その時はすでに定
年退職で、奥様とご一緒に生涯学習に取り組んでおられました。
 英語の先生だけあって、「通訳になる」という目標を持っておられました。
 本当に実直な先生でしたので、甘えられる人がまた一人亡くなったと思うと、
本当に寂しい限りです。
 担当者が追悼同窓会を来年夏に持つそうですので、今から楽しみです。

Fair & Best ■かおる(407) 投稿日:2001年12月17日<月>02時51分/女性
いつもこう言っていた中学の英語の恩師が亡くなった。「教師は悲しい商売。教えた生徒が自分を乗りえていく、またそうあらねばならない。」とも言っておられた。町で偶然出会い、定職についていなかった私に、早速、仕事を見つけてきてくれる。"Fair & Best"が服を着て風を切って歩いているような先生だった。 英語の好き嫌いは、最初に教わった先生によると聞いたことがある。私は先生は好きだったが、英語はそんなに好きではなかった。単語を覚えるのが面倒だったから。

辞書に、こんな諺が出ていた。"All's fair in love and war."
(恋愛と戦争では手段を選ばない)こんなこと教えてくれなかったよ。

昨日、数珠が切れた。何が起こるか不安だったが......。
ご冥福をお祈りします。

昔のまま ■かおる(406) 投稿日:2001年12月16日<日>08時54分/女性
仕切る人は仕切っている。飲む人は飲んでいる。しゃべる人はしゃべっている。聞いている人は聞いている。笑っている人は笑っている。昔の仲間と飲んだ。「結婚て、こんなもんやて。」それをいつもの断言癖とほほえましく思えない、変わり果てた私。それは持てる者のおごり。「哀れみなんか欲しくない」という言葉の内容が今こそわかる。人は傷つかねば、他人の痛みを分かりはしない。でも全ての痛みを知る必要もない。知らなくてもみんな、十分に魅力的。優しさのオーラに満たされた昔のままの仲間。昔のままでない私。

換気扇 ■かおる(405) 投稿日:2001年12月15日<土>06時02分/女性
毎日同じ時間に行って、同じ作業を繰り返し、同じ時間に帰る。薬剤師の仕事は、正しく出来て当たり前。ほめられることがない。無駄話をしている暇はない。もし何かコミュニケーションがあれば、それはミスの指摘。病棟からの文句。それによって仕事の質は上がっていくのだが、抑圧の日々に、久々の新薬の勉強会は、楽しかった。こんなに効くぞと色鮮やかな3Dのグラフ。質疑応答。私にはまだ、物珍しいだけで、内容まで深く切り込めないが、この一月ばかり、酸欠で使用停止状態の大脳に、換気扇からフレッシュな酸素が入った感じ。

出たァ〜! ■かおる(404) 投稿日:2001年12月14日<金>07時10分/女性
出たァ〜!! ボーナスが出たァ〜!! あんまりたくさん貰ったので、「マンション買おうと思ったけど、ちょっと足りなかった。」と言ったら、同僚の若い薬剤師が、口をあんぐり開けて、目は点。「私はあんなにちょっとなのに、この人ちょっと年取ってるだけでそんなにもらえるの」と思ったかどうか。「じょ、冗談よ。」と言ったこちらがうろたえた。実際は、ウサギ小屋はおろか、犬小屋だって買えるかどうかってところ。
でも行って間が無いのに、貰えただけで私は「うれしい。」

あなたのボーナスはいかがでした? 使い道なくて困っているならいつでも使ってあげる。ご遠慮なくお申し出下さい。


頑張ってね。」 ■かおる(403) 投稿日:2001年12月13日<木>07時03分/女性
大島渚監督が脳梗塞で倒れて、奥さんの小山明子さんが髪振り乱して、看病しているとき、人々は「頑張ってね。」と声をかけたそうだ。それが、人々の好意以外の何ものでもないのが分かっているのに、「もう精一杯頑張っている。これ以上どうしたらいいの。」と反対に落ち込んだと書いてあった。そして、看護するときは、しんどくても出来るだけ明るい雰囲気で、こぎれいにしている方が、病人を元気づけると分かったとも。

「気をつけてくださいね。」と娘くらいの年の薬剤師が、私の調剤ミスを発見して、優しく言ってくれる。私も毎日、髪振り乱しているが、生来の態度のでかさで、まだ頑張れる余地があると思われているらしい。彼女もミスをする。この言葉の重さは、彼女にとって「こんにちは」と同じ程度。怒りは天に達して、Uターンして地にめり込み悲しみに姿を変える。私は、しおらしく「すみません。」という。ミスしたのは私で、正しいお薬が患者さんに渡ることが、何をおいても大切なことだから。


山の表 ■かおる(402) 投稿日:2001年12月12日<水>07時11分
通勤の途中の山の色が日々刻々変化して足早に秋が通り過ぎて行く。真青な空に、紅葉が強いコントラストを描く。私はこの山の反対側を見慣れている。だから毎朝、山の裏側を見ている気分。昨朝、初雪でうっすらと化粧していた大津から見る比叡山が表だから、「裏側から見る比叡山もきれいね。」と京都で言ったら、「こっちが表や。」と憤慨したのは、京都人。

視点をどこに置くかによって、正しいことは、いくつも存在すると思うのだけれど、絶対にその人が正しいと言った人がいた。その人にとっての表の比叡山はどこから見る比叡山だろう。季節の移り変わりが感じられる程に心が回復すれば、人間の感情にも敏感にならざるを得ない。


事件だ! ■かおる(401) 投稿日:2001年12月11日<火>05時08分/女性
機械ごと消えた!病院の公衆電話の横にあった、両替機とテレホンカードの販売機。土、日の間に、かなりの重さらしいのに。よくもまあ堂々と。以前に待合室の大きなTVが消えたこともあるらしい。年末らしい?といえるか、いやもう今はこんなの年中か。ビデオがまわっている部位もあるらしいが、ここはどうだったのか。一体、中にはいくらぐらい入っていたのだろう...。   答えは "0円"、「ご苦労様」。

WORM_BADTRANS.B 除菌 ■かおる(400) 投稿日:2001年12月10日<月>00時49分/女性
11/24に発見されたメールを媒体とする最新型ウィルス「WORM_BADTRANS.B」にやられた。私のIEは大丈夫なはずだったし、実際そうだったのだが、添付文書を開けてしまった。かってにメールを出して、証拠を残さないこのウィルスに、そのメールをプレビューで見ただけでも感染する場合もあるという。冗談とは縁遠い人からのメールだった。きっと本人は知らないだろう。

WORM_BADTRANS.B対策のHPから抜粋すると
添付ファイル名:以下の候補から無作為に選択したものを使用した二重拡張子のファイル名("<ファイル名>.<拡張子1>.<拡張子2>"の形式)となります:

ファイル名候補:
 "Pics"
 "images"
 "README"
 "New_Napster_Site"
 "news_doc"
 "HAMSTER"
 "YOU_are_FAT!"
 "stuff"
 "SETUP"
 "Card"
 "Me_nude"
 "Sorry_about_yesterday"

私のは最後のだった。おかしいと思えばよかったのに、色々やってみて、結局汚染。
一日かかって、外科治療して、何とか治癒。HPが汚染されなかったのが幸いだったが、知らないうちに、ご迷惑をかけてしまったかた。これ読んでくださってたら、ごめんなさい。もう退治したから大丈夫。ご安心を。

詳細は以下のHPでどうぞ。皆さんくれぐれも気をつけてね。

・ウイルス詳細情報
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/default3.asp?VName=WORM_BADTRANS.B

・ウイルスニュース
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/newsindex.htm

・バッドトランスB対策
http://www.trendmicro.co.jp/badtrans/


街と似合う・・・ ■かおる(399)投稿日:2001年12月9日<日>08時57分/女性
京都の地下鉄には似つかわしいのかも知れないが、デザインとしてはびっくりする『濃絵』風のけばけばしい車両がホームに入ってくるのを見たことのある人はいるだろうか。思わず、二条城から抜け出てきたのではと、我が目を疑った。乗ったら中は同じなのに、何だか落ち着かない。降りて振り返りもう一度、二条城を確認する。やっぱり、ジュラルミン色にグリーンのストライプの方が安心する。まあ何もない日常には刺激的だが…。

さて、髪の色。街に似つかわしいのか、数が少ないのか、おしゃれが上手なのか、大阪、、京都では茶髪の若者がそれほど目立たない。反対に大津近辺ではやけに、そのぎこちなさが気になる。色が明るいほど進んでいると思っているのか、中身とバランスがとれているのかいないのか、神経にザラザラする。この色をみて、心が安心するようになるまでには、相当な時間がかかりそうだ。

濃絵(だみえ):壁などの大きい画面に濃厚な原色を用いて描く強い印象を与える絵画様式


仲良しのおっちゃん ■かおる(398) 投稿日:2001年12月8日<土>07時26分/女性
病院の駐車場にいる、つばのついた帽子、肩章付の制服姿もりりしいおっちゃん。私はこのおっちゃんと仲良し。初日から気さくに話してくれて、朝会うといつも「おはよう、頑張ってるか?」とか「頑張りや」と声をかけてくれる。「もう慣れたか? ン。」とかも。一緒に歩いている先輩の職員は知らん顔なのに、私達はにこやかに朝の挨拶を交わす。

帰る時に会うと、「ご苦労さん、頑張ってや。」この人、病院の経営者じゃないと思うんだけどね。こういう日本人少なくなった。


音楽の効果 ■かおる(397) 投稿日:2001年12月7日<金>18時51分/女性
古代ギリシャ人ジュヴィナルは「健全な身体に健全な精神」と言ったそうだ。確かに寝不足の日は、しんどさを補うために興奮した神経が、同僚の言葉の裏まで見てしまう。そうでない日は、あっけらかんと笑っていられる。

彼等によると、心身の均衡がくずれると病気になるそうで、「内に滞る感情を開放することによって、心の緊張を解く」とよい。音楽がそれに効果的で、次の音で始まる音楽が以下のような意味を持つ。

ホ音(F)→ドリア調 :中庸と純潔に関係あり
二音(G)→フリギア調:激しい戦いを刺激する
ハ音(C)→リディア調;過度の心労に虐げられた魂を慰める

私は、聞くならリディア調だねと思っているあなた。もし知ってたら教えて、どんな曲がいいのか。私も聞きたいから。クリスマス音楽は何調なんだろう。この頃、どこへ行ってもこればかり。少なくとも日本調ではないわね。

あのチェックをチェック ■かおる(396) 投稿日:2001年12月6日<木>06時14分/女性
朝、通学や通勤を急ぐ人達の吐く息が随分と白く、背中は丸くなってきた。ここ二、三日コート姿、ブーツ姿、そしてマフラー姿もうんと増えた。

昨年の冬は、バーバリーのマフラーがやけに街で目立った。そのチェックが本物か贋物か確かめるすべはないが、ベージュに黒と赤のチェックに限って数えて見た。大津内外の外出では、大体一日に5人、大阪まで出かけたときは、20人前後。このブランドの人気はもの凄く、高校生から中年のおじさんの胸元まで、シェアを広げている。値段も100円から1000円そして一万円を越えるものまで、亜種が多くはびこっている模様。

一日にすれ違う人の数から、人口に対するこのマフラーの占有率を計算しようとまでは思わなかったが、今年はとんと見かけない。あなたのまわりではどうですか。


ピピピッピイー ■かおる(395) 投稿日:2001年12月5日<水>06時51分/女性
出勤するとき、帰るときに入り口で、磁気カードを通す機械が2台ある。指で「出」か「退」を押すと、「ピーッ」と音がして文字が反転する。カードを通すと、また「ピーッ」と音がしてO.Kの緑のパイロットランプがつくはずなのに、まだ赤ランプ。隣が空いたのですばやく移ってやったがダメ。もーっ!よく見たらカードが裏向け。思わず、「できた」とつぶやいて、辺りを見回し誰もいないのを見てほっとした。

もう裏表は間違えないのに、たびたび起こるのが、画面の無反応。隣では「ピーッ」「ピーッ」「ピーッ」と軽快な音がしてどんどん人が去っていくのにいつまで指で押していても、全く変化しない。隣に移ってやらしてもらい、やっと出来て後ろを見たら、忍耐強い、優しい人がいっぱいってことも。「いやー。はずかしいー。」 またある日は、あんまりだからムッとして、まだ赤ランプだけどカードを通してみたら、「ピピピッピイー。」と返してくる憎いやつ。隣で「怒ったはるわ。」と顔なじみの職員。だけどあの画面、ちょっと反応性悪くない?


ダイエット? ■かおる(394) 投稿日:2001年12月4日<火>07時11分/女性
ビロウな話で恐縮ですが、今日は排泄に関して。
仕事を変ったら、突然便秘症になった。体中だるかったのは、慣れないからではなく、太ったせいかも。あちこち掃除して、はたと気がつく。身体のゴミ捨ててない。日曜日に大腸を大掃除した。はずして洗濯機にかけて、お日様に当ててきれいに乾かして…なんてわけにもいかないから、使ったものはダイエット食。
大量の乳糖が主成分、腸のひだまで、きれいにしてくれるという。ほんとに体中がスウスウしてきた。でもこれ、毎日はしんどいよ。あまり過激なことはしたくなかったが、知識もご飯も、ちょっと過剰に詰め込みすぎたきらいがある。

漢方は別名「排泄の医学」といわれるほど、出すということに神経をつかう。熱も汗も尿も便も出なければ、循環が良くならない。どんどん排泄しよう。「転石苔を生ぜず」というが、身の回りだけでなしに、頭の中に苔なんか生やさないでね。常にフレッシュで、スリムにね。

なおこのダイエット食の効果については、疑問視するところである事を付け加えておく。


澄みません ■かおる(393) 投稿日:2001年12月3日<月>06時57分/女性
ハーモニカが、「要整理」と書いた箱の中から出てきた。吹いてみると、長年のほこりが溜まって、微妙な振動が出来ていないような、頼りなげな響かない音しかでない。あの澄んだ音色はどこへ行ったの。一生懸命吹いていた、あの頃の澄んだ心はどこへ行ったの。

「すみません」とは辞書では「済みません」と出ているが、元々「自分の心が澄んでいないくて、あなたに申し訳の無いことをしました。あなたに迷惑をかけたと思うと、私の心が濁って澄みません。」という意味だと、昔、金田一春彦が言っていた。

一曲吹いて「澄んだ心持ってちゃ生きていけないのよ。」とハーモニカに一人つぶやいた。「でも、ほらなら上手に吹けるよ。」同感だと思う人、あなたは、大人です。


眠い■かおる(392) 投稿日:2001年12月2日<日>04時42分/女性
たまんない
すごい
けだるい
天国なのに。とらばーゆして一ヶ月が過ぎた。

茶髪vs.金髪 ■かおる(391)投稿日:2001年12月1日<土>09時05分/女性
友人が「すごく良かった」と言っていたので、京都駅の美術館へ『フランス王家の3人の貴婦人の物語展』を見に行った。金曜日の夕方のひととき。こんな開放感を味わうのは久しぶり、いつに変らぬ駅の喧騒。まだクリスマスソングは流れていないが、大階段スペースの下には巨大なクリスマスツリーが例年のようにキラキラと光っている。男女の高校生が、たむろしている。

マリー・アントアネットは15歳でオーストリアからフランス王ルイ16世に嫁いだから、丁度、地べたにへたり込んで、タバコをくゆらせているそんな年頃の茶髪の女の子と同世代だったわけ。ある種の風潮を生み出している高校生。ロココ末期の文化を担った彼女。文化を育てるのはそんな若いエネルギーなんだろうか。水晶のロケットに封じ込められた形見の本物の金髪が、時代を超えて何かを訴えかけてくる。

01/12/01〜01/12/31 ▲


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