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ワイン  

■ Burgenland ブルゲンランド州
Wien  Vorarlberg Tirol Kaernten Steiermark Burgenland Niederoesterreich Oberoesterreich Salzburg
ブルゲンランド州は、アルプスと東ヨーロッパの間に広がる豊で静かな平原と、のどかで素朴な村々のあるところとして、古くから人々に親しまれてきました。ゆったりと牛が車を引き、アヒルが群れをなしてよちよち歩きをしています。アカシアの木々は青空高くのび、ひなげしの花が、村のあちこちに彩りを添えています。幾世紀をも経た農家の煙突の上には、幸せを運んでくるというコウノトリが巣を作っています。村人達は昔ながらのカラフルな服を着て、往時をしのばせるの茅葺き家に住みハイドンやリストのように音楽を愛し、平和な日々を送っています。

□ Neusiedler See

ノイジィードラー湖

葦が生い茂る広大な、ノイジィードラー湖(320ku)は鳥たちの天国です。湖畔の小さな町、ルストはコウノトリの町として有名です。メルビッシュは南欧風の情緒をたたえる白壁の古い町、ハンガリーと境を接するこの地方は、ジプシーの哀愁を帯びた音楽に、東洋と西洋の接点にいる旅情を感じさせます。

敵の侵入かららこの国境を守るための城砦Burgが多く点在し、これがブルゲンランドの名前の起こりとなっています。きり立った岸壁の上にそびえる13世紀以来のフォルヒテンシュタイン城は、オスマン・トルコ軍との戦いで不落を誇った城塞です。

アイゼンシュタットの南30qのライディングは、この町で生まれたリストの名曲がものがたるように、オーストリアというよりもハンガリー色の濃いエキゾチックな雰囲気を持つ町です。その他、南部には陶器、石細工、ガラス工芸が盛んなシュライニングやギュッシングの町など、魅力あふれる町が待ち受けています。

 

Eisenstadtアイゼンシュタット〕

州都アイゼンシュタットは、ハイドンのパトロンとして知られるニコラス・エスターハージー侯 の城下町として有名。エスターハージー城にはハイドンホールがあり、毎夏盛大な演奏会が開かれる。 


□ ハイドン博物館  Haydn Museum

ハイドン の住んでいた家は、現在「ハイドン博物館」となっている。「ひばり」をはじめハイドンの主な作品はここで作曲された。「びっくり交響曲」という名のついている作品 94 ト長調は、彼の曲が室内で演奏されるときに、しばしば、貴婦人達が眠り込んでしまうので、起こすためにどきどき「ジャン」と言う音が入っているのだそうだ。もう随分前だが、黒メガネのさる有名な映画監督が出演していた、ウィスキーのコマーシャルの際に流れていたあれだ。昔から、あの手の音楽で、居眠りするフトドキなやつはいたんですね。

Josef Haydn 〔ヨゼフ・ハイドン〕 (1732〜1809)

ハイドンは、実は、アイゼンシュタットの北東、約25km、ニーダーエステライッヒ州に入ったところの村、ローラウRohrauの生まれ。天才だった彼は10歳のときには既に、故郷を離れ、29歳までウィーンで過ごしている。ロウラウとウィーンとアイゼンシュタットは正三角形の頂点を形成する位置関係にある。

父が車大工と農業を兼営していたハイドンの生家は、今も存在しており、現在「ハイドン博物館」となっている。こじんまりとした白壁、茅葺きの農家風の建物で棟続きになっており、よく注意しないと通り過ぎてしまうほど、特色の無いのに驚かされる。室内には、ハイドンの使っていたピアノや、自筆の楽譜が展示されており、彼の曲が静かに流れている。庭にはハイドンの胸像もある。『私のオーストリア旅行』 第23話

その後、この町で先のニコラス・エスターハージー侯のお抱え音楽家となり、30年をこの町で過ごしたので、この町の象徴的な扱いを受けている。彼は現在のウィーンのハイドン通りHaydn Gasse 19 番地(現在はやはりハイドン博物館)で77歳の天寿を全うしたが、死後11年でこの町に移された。墓所には彼の生誕200年を祝って、1932年にエスターハージー侯の子孫によってハイドン教会と呼ばれる教会が建てられている。 

 

ワイン

ニーダーエステライッヒと並んで、オーストリアワインの産地。イルミッツの「ヴィーリー・オービッツ」では、化学肥料を使わない完全自然農法で極上のワインが作られている。白ワインの「ポール・ポジション」が有名。最高級品では「オービッツ・ワン」。7リットルのワインを作るのに、100sのぶどうを使うという。アメリカのホワイトハウスでも使われているという。

他に、アイスワイン、貴腐葡萄から作られたデザートワインもこの地方だけで作られている。
白ワインは、グリューナ・フェルトリーナー種が多いが、ここではブラウフレンキッシュ種のぶどうで、ルビー色の強い赤ワインも作られている。

 

Bernstein 〔ベルンシュタイン〕

この町のブルク・ベルンシュタインは古城ホテルになっている。テレビも電話も無い、昔ながらのキャンドルの光で、郷土料理のディナーがいただけるという。 

 

資料提供:オーストリア観光局
 

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