♪.以下はその抜粋.........
聖歌「きよしこの夜」は1818年、ザルツブルクの小さな村オーベンドルフで生まれました。そのときの教会は、1890年の洪水により被害を受け、荒廃したため、1906年〜1910年にかけて壊されていきました。当時の教会の尖塔も風雪に耐え切れず、1913年に取り壊され、祭壇は新しい教会に運ばれました。今、その祭壇の絵だけが、1818年、世界で初演の「きよしこの夜」を知る無言の目撃者です。
きよしこの夜メモリアルチャペルは1937年8月15日に、聖ニコラウス教会の敷地に建てられました。既に礎石が置かれてから、13年が過ぎていました。遅ればせながら、「きよしこの夜」誕生の100年を祝い、世界のあちこちから、聖歌隊がやってきました。今では、オーストリアのCarinthiaや、米ミシガンにそのレプリカも建てられています。
1928年には、作者GruberとMohrの記念碑がオーベンドルフ村の中心にある、聖ニコラウス教会の前に建てられました。
毎年、12月24日のクリスマスイブのミサには、全世界から多くの人々が集い、礼拝堂の周囲をうめつくし、聖歌隊と一緒に色々な言葉で「きよしこの夜」を歌います。
♪♪♪----- ドイツ語のオリジナルの「きよしこの夜」は
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「きよしこの夜」の歌について
今我々はオリジナル曲とは若干違った「きよしこの夜」を歌っています。これは、「少し例外の箇所もあるが基本的には5音音階、いわゆる四七抜きになっている」のだそうで、素人には歌いやすく、世界中に広がったとのこと。同じ5音音階で、コットランド民謡(蛍の光など)があり、日本人にも受け入れやすかったようです。「作曲者グルーバーにとっても、それは作曲者冥利につきるのではないか」という意見もあります。