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 オーストリアワインについて

Wien  Vorarlberg Tirol Kaernten Steiermark Burgenland Niederoesterreich Oberoesterreich Salzburg
オーストリアワインは、ドイツと同様白ワインが有名です。フルーティで一年物の新酒こそがその全てと悪口を言う人もいるようですが......、そんなことはないし、赤にもいいものがあります。好みですからね。

産地は主にニーダーエステライッヒ州、オーバーエステライッヒ州、ブルゲンランド州です。チロルの険しい山岳地帯とはうってかわった、なだらかな丘陵地帯にブドウ畑が広がる様子は壮観です。ウィーンの周辺では、ホイリゲという居酒屋で、新酒を味わうことが出来ます。


右がワイン泥棒と呼ばれる器具です。左手の指先で押さえてワインの出し入れをします。一筋の線が見えるのが、ワインです。『私のオーストリア旅行』---第24話オーストリアワインの故郷---で触れました。


ホイリゲ  Heurige

今年のワインHeuriger Wein から転じた言葉、新酒を飲ませる居酒屋のこと。ウィーンの町の北西部、ウィーンの森にたくさんある。自家製の新酒を飲ませる店も。表に、もみの小枝がぶら下がっていたり、太陽をかたどった藁の飾り物がぶら下がっていると「今年の新酒が飲めます」ということ。毎年11月11日聖マルティンの日が解禁日である。

ホイリゲの歴史は18Cに遡る。利益を独占していた、富裕な商人に対して、生産者の農民が願い出て、自らの畑から出来た自家製ワインのみを直接販売したり飲ませたりすることが許されてからである。

ドイツのビアホールの賑やかさとはちがい、人々は古い農家を改装した室内や、暖かい日には、リラやジャスミンの植わった庭先できわめて静かにエレガントに、ワインを味わっている。肴は主に、カルテスエッセン(冷たい食事)で、数片のチーズ、ソーセージが小さなお皿に乗っている。昔はおつまみ持参が常識だった。

ウィーン郊外のグリンツィリング、ザルマンスドルフ、ヌスドルフの町に多くある。


シュランメル音楽
ここでなくてはならないのが、シュランメル音楽。バイオリン、ギター、アコーディオン、コントラバスなど3〜4人のグループで、演奏される。19C末にヨハン・シュランメルによって作られた。みんなの良く知っている、ウィンナーワルツやポルカ、ハンガリーの音楽などがあわせて演奏される。比較的静かなメランコリックな物が多いが、軽く耳障りもなく、いやな後味が一切残らない。気持ちよく酔える音楽である。
 
事 件
1985年の事である。 不凍液(ジエチレングリコール)がトラクターの大軍を冬中走らせても足りるくらいの付加価値税の額に?他の目的に使用されたのではないかと疑問をもった税務署の調べによって、ただならぬ事が発覚した。これをちょっと添加するだけで、安ぶどう酒が、3倍の値段のシュペートレーゼに化ける程の味の変化に着目。やはり、本来の目的のためでなく使用されたのだが、この事件のお陰で、ワインの輸出額が44億円がから9億円に激減。
オーストリア人はひとつの事件解明のショーを楽しむべきか、義憤を感じるべきか迷っていたという話である。

アイスワイン    Eiswein

ブルゲンランドとウィーンの森に接する田園地代だけで産出される特産品品。年間5万リットルしか産出せず、かなり高価。

ぶどうの収穫期が過ぎた、12月の初旬、満月の真夜中に作られる。ぶどうはしなびて、糖度がかなり高くなった上、−7℃〜−10度外気にさらされ、武道の中の水分が凍る。ランプを片手に、暗いうちに、この凍ったぶどうは収穫され、夜明けと共に、圧搾されると、非常に濃厚な甘さの原液が得られる。アルコール分は13%で、クリスマス・ディナーや大切なランチの後に、賞味される。日本人から言わせて貰えば、ワインとは思えない、くどい甘さである。

ブルゲンランドだけで作られる貴腐葡萄から作られる、ワイン「アウスブルック」も甘い。ポトリティス菌というカビの一種に冒されたぶどうのみがこのワインの材料となる。だから、全く偶然の産物。

  

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